みずほ610号
◆種別:新幹線
◆区間:鹿児島中央~新大阪
新幹線「みずほ」は「さくら」を補完する山陽・九州直通の速達列車という扱いだったので2011年に登場した当初はわずか1日4往復で、途中停車駅は新神戸・岡山・広島・小倉・博多・熊本と最小限に設定されました。

その後の増発とともに徐々に停車駅が増え、一部列車が久留米、川内、福山、新山口にも停車するようになりました。現在は1日8往復にまで増え、当初の停車駅が維持されているのは下り最終の615号だけになっています。


川内駅に停車する「みずほ」は2018年3月のダイヤ改正で1日1往復設定されました。その後多少変遷があり、現在は602号(川内7:45→新大阪11:21)と610号(川内18:06→新大阪21:37)の上り2本が停車しています。なぜか上り列車だけで下り列車の停車はありません。
川内駅がある鹿児島県薩摩川内市は京セラや九州電力、中越パルプなど大企業の工場や拠点があります。「みずほ」の川内停車は関西や福岡からそういった企業へ行き来するビジネス客向けに実施されているのではないかと思われます。602号は川内から出張するビジネス客向けで、610号は川内へ出張してきたビジネス客が帰るのに便利なように設定されたのではないかと客層を想像すると何となく辻褄が合います。

先日、鹿児島旅行に行った帰りに初めて川内停車の「みずほ」を利用しました。当初予定では2本後の「さくら772号」(川内18:53→博多20:16)を「EX予約」で予約していたんですが、早い列車に乗れそうだったので直前に乗車変更しました。

「みずほ610号」は川内を出た後の博多までの途中停車駅は熊本のみで、博多までわずか67分でした。「さくら」で熊本まで各駅停車タイプのものを利用すると1時間25分ほどかかってしまうので、圧倒的な速さに少し感動しました。また、九州新幹線内では「みずほ」の加算料金がかからないので、料金を気にせず変更できたのも良かったです。
九州新幹線ができる前は博多〜川内間は特急「つばめ」で4時間近くかかっていました。その頃は福岡↔川内間の出張は泊まりがけも多かったと思われますが、九州新幹線が全通して1時間程度で行き来できるようになってしまっては泊まりがけ出張は激減し、出張客をアテにしていたホテルや飲食店は大打撃だったと思います。出張させられる側にとっては泊まりがけ出張の方が体力的にラクなんですけどね。