続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

IRいしかわ鉄道自由席特急券

 現在、七尾線で運転されている特急列車はすべてIRいしかわ鉄道・金沢~津幡間を通過します。同区間を利用すると、JRとは別にIR分の200円の特急料金が加算されます。
 津幡駅には現在2本の特急列車が停車します。以下のように下り(七尾方面)の特急列車の停車はなく、上り(金沢・大阪方面)のみの停車です。

    7:56発  能登かがり火2号     金沢行
  11:04発  サンダーバード20号  大阪行

 そのため、津幡駅の券売機では自由席特急券(と同一区間の乗車券)が購入できるようになっています。

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津幡駅券売機 2015/12/31

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自由席特急券メニュー 2015/12/31

 実際の券売機の画面はこんな感じです。大聖寺~金沢間と宇野気~和倉温泉間の特急停車駅の口座が設定されています。ただ、下り(七尾方面)の特急列車は全て津幡駅を通過するので、宇野気~和倉温泉間の口座は正直要らないような気がするんですが。

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自由席特急券

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一緒に購入した乗車券

 そして、この券売機で自由席特急券と乗車券を同時に購入してみました。きっぷの様式はJR西日本の同型の券売機で発券されたものとほぼ同じですが、券紙がIR地紋で右上の社名記号も□IRというものになっています。また、乗車券の右下には「割引」と印字されていて、乗継割引が適用されていることが分かります。
 もし、大聖寺以遠の特急券や乗車券を購入したい場合は、窓口のマルス端末で発券することになろうかと思います。金沢接続で津幡発着の乗車券はJR西日本・JR東海・JR四国全駅と連絡運輸の設定があります。
 ちょっと気になったのは特急券の「同一列車の自由席に限り有効」の注意書きです。普通の自由席特急券なら分かるんですが、大阪~和倉温泉間の特急料金は金沢駅で改札を出ずに乗り継ぐ場合は通算できる特例があるため、この特急券で津幡駅から「能登かがり火2号」に乗車し、金沢駅で北陸線の特急列車に乗り継いた場合は同一列車になりません。注意書きとしては紛らわしいように思います。