北越急行(ほくほく線)は線内を特急「はくたか」が走っていた影響で、広範な連絡運輸の設定がありましたが、平成27年3月に北陸新幹線が開業し、在来線特急としての「はくたか」が廃止されると連絡運輸の範囲を大幅に縮小しました。
ほくほく線の六日町~犀潟間を挟んだJR線との通過連絡の設定は残りました。そして、妙高高原~直江津~市振間のJR線がえちごトキめき鉄道(トキ鉄)に転換されたことに伴って、JR①~ほくほく線~JR②~トキ鉄の3社4線連絡という連絡運輸が新たに登場しました。JR①の範囲は越後湯沢~塩沢間で、トキ鉄の範囲は旧北陸線区間を含む全駅です。
こちらが2年前に利用した現物です。「えきねっと」予約でも対応していました。100Kmを超える区間なので、2日間有効で途中下車可能な乗車券です。経由欄は「上越・六日町・ほくほく・犀潟・信越・直江津・トキめき」と略されることなく表記されています。
運賃1,700円の内訳は以下のとおりと思われます。
JR+ほくほく線+JR 1,380円
トキ鉄 320円 計:1,700円
ほくほく線の通過連絡ありきで、直江津以遠はトキ鉄の運賃を合算したものになります。
こちらの券は逆区間のきっぷをトキ鉄の窓口端末で購入したものです。経由は接続駅のみ表記されています。越後湯沢駅の乗車記念印が押されていますが、インクの部分が印字を薄めています。先日見たところ、さらに薄まっていて思った以上に印字にダメージを与えている感です。集めて残す派の人は念のため気を付けた方がいいと思います。