続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

JR東海管内でのe5489受け取り

 今年4月1日予約分より、JR東海管内でもJR西日本の5489サービス(ネット予約のe5489とJ-WESTカード会員向けの5489サービス)の受け取りができるようになりました。 

 ただし、一つ条件があって予約の中に一部でもJR東海の区間を含む必要があります。5489サービスはJR東日本の北陸新幹線+東京23区内の駅でも受け取れますが、JR東日本管内で受け取る場合は自社路線が含まれなければいけないという縛りはありませんでした(逆にJR東海の区間が含まれると受け取れないという意味不明な制限がありますが)

 おそらくですが、他社の予約サービスである5489サービスや「えきねっと」で予約したきっぷをJR東海管内で受け取れないという苦情や受け取りたいという要望は以前から相当数上がっていたと思われます。自前志向の強いJR東海としては正直やりたくはなかったけど、そういった声が無視できない数になってきたので、最小限の範囲で開放するというスタンスなのかなと推測しました。

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5489サービス対応を示す指定席券売機のパネル:沼津駅 2019/4/6

 4月1日以降は指定席券売機やみどりの窓口に5489サービス対応を示すオレンジ色の5489ロゴのステッカーが貼られました。このロゴは他社では青色なのでオレンジのロゴは独特で違和感がありました。

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 遅ればせながら6月にようやく利用してきました。事前にe5489で快速「みえ」の指定券を仕込んで、当日乗車前に東海道線・大府駅で受け取ってきました。熱転写のMV35があるうちにe5489の受け取りをやってみたかったので目標達成です。きっぷとしては普通のe5489の指定券で特に目新しさはありません。

 在来線のネット予約を持たないJR東海にとっては顧客利便性の向上が図れます(もっとも、e5489の利用を積極的に呼びかけている形跡はないですが)。あの自前志向が強いJR東海がよく他社サービスに接続したなと思いますが、やはり自社路線が含まれないと受け取れないという制限は余計です。鉄ヲタでもない限りJR東海の営業範囲をきっちり把握している人の方が稀です。民営化して30年以上経って昭和も平成も終わってるんですから、利用客に不便を強いるような時代遅れな垣根は取っ払ってもらいたいものです。