先の3月のダイヤ改正まで、下り1本だけ中央線・四ツ谷駅に停車する特急「かいじ」がありました。四ッ谷21:53発(東京21:45発)の「かいじ121号」がそれでした。
四ッ谷駅は東京メトロ丸の内線や南北線と接続し、霞ヶ関や赤坂・六本木といったオフィス街からのアクセスも便利な駅で、特急利用客を開拓する余地はありますが、隣の新宿駅まで快速線で5分なので、混み合ったダイヤの中わざわざ止める必要もないという判断だったのでしょう。
私が乗車した頃の「かいじ121号」は既にE353系に置き換えられていました。四ッ谷駅からの利用は10人程度はいました。時間が遅めなのでやはり多くはないなという印象でした。
先のダイヤ改正では三鷹駅に停車していた「かいじ」も全列車通過になりました。三鷹駅には引き続き高尾発着の特急「成田エクスプレス」の停車がありますが、四ッ谷駅に停車する特急列車は1本もなくなりました。
使用した特急券です。最後なので指定席を取りました。八王子駅で同じ号車から降りる客が散見されたのは意外でした。八王子まで1,000円払ってでも座って帰りたいという需要はあるようです。
「かいじ」の号数は昔からなぜか101号から始まっていましたが、今回の改正で他の列車と同様に1号から始まるようになり、121号と同じ東京21:45分発の列車は21号となっています。また、特急料金の料金体系も変わり、50Km以内指定席特急料金は750円に値下がりしています。