毎年10月に千葉市緑区の袖ケ浦カンツリークラブで男子ゴルフトーナメントの「ブリヂストンオープン」という大会が開催されます。大会期間中は最寄りの外房線・鎌取駅に一部特急列車が臨時停車します。普段、鎌取駅に特急列車が停車することはありません。
以前(と言っても7年前)に「フジサンケイレディスクラシック」という女子ゴルフトーナメントの際にも普段特急列車が停車しない伊豆急線・川奈駅に臨時停車した件を紹介しています。JR東日本は沿線で大規模なスポーツイベントがあると、臨時停車の設定は割と柔軟に対応するイメージがあります。
昨年の鎌取駅には下りの「わかしお1・3・5・7号」と「新宿わかしお号」、上りの「わかしお14号」が臨時停車し、鎌取始発の「新宿わかしお92号」が設定されました。
私はそのうち下りの「新宿わかしお号」に乗ってきました。日曜日の下り「新宿わかしお」の指定席はガラガラと言っていいぐらい空いていますが、この日はトーナメント最終日だったので、指定席は半分以上埋まっていて、新鮮な驚きがありました。
そして、鎌取駅に到着すると何十人もの客が降りて、一斉に駅前のシャトルバス乗り場の方に向かいました。後続の普通列車からもどんどん乗客が送り込まれ、あっという間にシャトルバス待ちの行列ができました。JR利用者には会場で大会オリジナルキャップが配られる特典があったようで、結構な集客力に驚きました。ただ、観客は50歳以上と思しき人がほとんどで、男子ゴルフの世界も若いファン層の開拓が課題なんだろうなというのが垣間見えました。
今年から「ブリヂストンオープン」は10月2週目に移動し、10~13日に開催されました。今年の鎌取駅の臨時停車は去年と同じ列車でしたが、鎌取始発の「新宿わかしお92号」の設定はありませんでした。