続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

飯山線開通90周年号

飯山線開通90周年号

◆種別:快速

◆区間:長野~十日町、十日町~長岡

 昨年9月で飯山線が全線開通90周年を迎えました。それを記念して10月5・6日に長野~十日町間と十日町~長岡間で快速「飯山線開通90周年号」が運転されました。全線開業を迎えたのが9月なのに、なぜ10月に運転したのか若干違和感がありましたが、10月から開催された「新潟・庄内デスティネーションキャンペーン」(以下「新潟・庄内DC」)に合わせてなんだそうです。

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飯山線開通90周年号のダイヤ

 運転形態は特徴的でした。5日運転の長野~十日町間が1号、十日町~長岡間が3号、6日運転の長岡~十日町間が2号、十日町~長野間が4号と2日かけて長野~長岡間を往復する形態でした。単に往復乗り鉄されるだけでなく、「新潟・庄内DC」に関連付けて運転されているわけですから、十日町なり長岡なりで滞在して観光して欲しいという意図があったのは想像できます。 

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飯山線開通90周年号:飯山線・飯山駅 2019/10/5

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1~4号までまとめたサボ 2019/10/5

 客車はJR東日本高崎車両センターの旧型客車3両に、機関車は長野総合車両センターのDD16-11でした。DD16は簡易線区を走るSL置換用に昭和46(1971)年から昭和50(1975)年にかけて65両製造されたディーゼル機関車です。JRグループで現役なのはこの11号機のみで、工臨が主な用途ですが稀にこうして臨時列車の牽引に使われることもあります。

 10月5日は前々から長野総合車両センターで開催される「長野鉄道フェスタ」に行く予定を立てていて、もともと長野に行くつもりではありました。でも、鉄道フェスタに行くだけでは物足りないなと思い、何か乗り鉄することを思いつきました。

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 そして、たまたま見つけたのがこの列車です。しかも2日前に窓側が取れてしまったので、ついでに乗ることにしました。この列車は「えきねっと」でもe5489でも非対応だったのが幸いしたのかもしれません。

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長野総合車両センターに留置されていた相模鉄道10000系 2019/10/5

 列車は長野駅を発車すると、長野総合車両センターで機器更新工事を受ける相模鉄道10000系を横目に通り過ぎました。豊野駅はしなの鉄道とJRとの境界駅ですがゆっくりと通過しました。その後は千曲川に寄り添うように走り、窓を開けてのんびりと景色を眺めていたら北陸新幹線の高架が見え、あっという間に飯山駅に着いてしまいました。

 これ以上乗ってしまうと本来の目的である「長野鉄道フェスタ」に行けなくなってしまうので、飯山駅で下車し新幹線で長野に戻りました。 短い乗車でしたが窓を開けて景色を眺めることができ楽しかったです。

【オマケ】

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長野総合車両センターで展示された189系とE257系

 「長野鉄道フェスタ」では廃車になった189系N102編成が展示されるとのことで、4年ぶりに参戦しました。6月に車籍が抹消されていましたが、通電されて往時の姿を見せてくれました。「飯山線開通90周年号」に乗ったため整理券配布の時間に間に合わず、車内見学は叶いませんでしたが、最後の姿を見られてよかったです。