続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ。そろそろ15周年。

きっぷをなくした時~例外編~

 昨年12月4日の昼のこと。嫁が同僚で同郷出身のヤマダ(仮名・30代男性・私とは面識なし)から1月4日に帰省先の福岡から東京へ戻る際の交通手段について相談を受けました。帰りの航空券を買い忘れて、気づいた時には運賃がかなり高くなっていたそうです。

 嫁の帰りのきっぷは私がEX予約の事前予約で無事確保していました。それを聞いてヤマダは嫁に自分の分もお願いできないかと頼ってきました。なかなか図々しい男です。以下、私と嫁とのメッセージのやり取りです。

「区間どうするの?何時ごろがいいの?」

「博多→東京の同じ日の午後発で」

「博多16:57→東京22:03の窓側ならある。あ...」

「どうした?」

「あなたと同じ列車」

「なんかそれは嫌」

「わかる」

「もう少し早いのは?できれば通路側で」

(注文多いな...)「博多13:56→東京19:03の通路側ならあった」

「それで!」

「あ...いま取られたorz」

「グリーン車でもいいって」

「指定席すら取れないのに贅沢言うな」

「(使用済みの)きっぷ回収させるけん!」 ←やる気スイッチをON

「いま博多12:36→東京17:33の通路側取った!!!!」

 貴重な昼休みを返上してEX予約とにらめっこしながら、ヤマダの条件に合うきっぷを確保しました。嫁はヤマダにちょっと大きな顔ができ、ヤマダは定価より安い価格で新幹線で座って帰ることができ、私はヤマダから使用済み券を回収することでコレクションの充実とグリーンポイントの加算ができ、全員にとってWin-Winの話でいったんまとまりました。

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 そして、せっかくコレクションに加えるので、またプリカット紙で受け取ってきました。やり方は以下参照で。EX予約のきっぷはたくさん持っていますが、博多→東京間は持ってませんでした。


 大みそかの夜、嫁の携帯が鳴りました。ヤマダからでした。きっぷを忘れないようカバンに入れて荷造りしていたところ、思いのほか量が増えて一回り大きいカバンを変えたそうです。そして、きっぷを入れ替える前のカバンに入れたまま東京に忘れてきたことに今気づいたとのことでした。

「...ヤマダってアホなの?」

「アホだと思う」(即答)

 ヤマダは地元の駅で紛失再発行の手続きをしたきっぷを買い直したそうで、私がせっかく昼休み返上で確保し、プリカット紙で仕込んだきっぷは残念ながら払い戻すことになりました。

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 年明けに嫁がヤマダから受け取ったきっぷです。1月4日は帰省ラッシュのピーク日だったため、大みそかに同じ列車の指定席が取れるわけもなく、自由席のきっぷを買い直していました。

 去年のGWに自分がやらかしたことをふと思い出しながら、このきっぷを見てちょっと困りました。新しいきっぷをクレジットカードで買ってしまうと、他社扱いでの払い戻し(例:JR西日本で買ったきっぷをJR東海で払い戻す)はできないとみどりの券売機プラスのオペレーターから聞いていました。

 今回ヤマダは自らのクレジットカードを使って新しいきっぷをJR九州の笹原駅で購入しています。クレジットカード利用時の払い戻しは現金ではなくクレジットカードに払い戻すので、きっぷを託されたところで結局はヤマダがクレジットカードを持参し、自分でJR九州の駅に出向いかないと払い戻せないんじゃないかと思いました。

 ただ、忘れてきた元々のきっぷがEX予約なので、EX予約を取り扱わないJR九州は持ち込まれたところで「なんじゃこりゃ?」と困惑しそうな予感はしました。そこで、JR東海の問い合わせフォームに今回の事情を細かに書いて、以下の2点について回答を求めました。

・この場合払い戻しできるのはどの会社の窓口か?

・払戻金額はいくらになるか?

...ところが。放置されたのか、回答に値する質問でないと葛西帝に判断されたのか定かではありませんが、1ヶ月経っても回答は来ませんでした。


 JR東海に放置プレイを食らっていたものの、ヤマダをあまり待たせるのも気の毒なので、出かけついでにJR東海の駅で直接聞いてみることにしました。面倒な対応になりそうだと思ったので、複数窓口のある駅にしました。その程度のデリカシーは失ってはなりません。そして、結果は意外なものとなりました。

Q.払い戻しできるのはどの会社の窓口か?

A.JR東海でできる。

Q.払戻金額はいくらになるか?

A.通常は新たに購入した無割引のきっぷを払い戻すが、元のきっぷがEX予約で乗車券+特急券の一葉券であれば、例外的にEX予約の方をカードに払い戻す。よって、払戻額は21,720円から手数料320円を差し引いた21,400円。

 EX予約の乗車券+特急券は正規運賃+特急券と同額かそれより安く設定されています。また、EX予約はJR東海とJR西日本でしか取り扱いません。そのため、元のきっぷがEX予約であれば、例外的にEX予約のきっぷの方を払い戻すという運用になっているようです。たぶんJR九州に持ち込んでも対応できなかったと思われます。

 それは分厚い約款のどこかには書いてあるんでしょうが、こういう運用になっていたとは初めて知りましたし驚きでした。

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 こうして、EX予約の元のきっぷの21,720円から手数料の320円を差し引いた21,400円が私のカードに戻されました。ヤマダには私から現金で返さなくてはいけません。商品名が「[海C]乗車券類」というのがEX予約商品ということなんでしょう。

 対応してくれた小田原駅の女性係員は、きっぷを見比べてすぐに通常の処理方法とは違うと気づき、手元の手書きのノートのページをめくり始めました。ほどなく該当箇所を見つけ、私に事情を説明した上で払い戻し処理をしてくれました。その間、ものの数分でした。その際、ちゃんと新しいきっぷが自由席になっていた理由も尋ねられました。


 払い戻しを終えた数日後、1ヶ月以上放置されていたJR東海の問い合わせフォームから回答が来ました。しかも、こちらの2つの質問に対する回答は一切なく、時刻表のピンクのページをコピペした程度の内容でした。少なくとも回答に1ヶ月以上要するものではなく、回答の上長承認をもらうために社内稟議スタンプラリーでもしてたのではないかと勘繰ってしまうほどのお粗末な対応でした。既に適切に処理してもらえたので今さらとやかく言うつもりはありませんが。

【どうでもいい補足:2020/4/14】

 その後、ヤマダは大阪に転勤することとなり、餞別(?)にエクスプレスカードの入会申込書を進呈しました。無事入会でき、今度のGWは自分で予約して帰るそうです。めでたしめでたし。