続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ。そろそろ15周年。

梨っ子フリーきっぷ

 急行「ゆるキャン△梨っ子」号が運転された2月1日~9日の間にいわゆる「聖地巡礼」やイベント会場への行き来に便利なよう「ゆるキャン△梨っ子1日フリーきっぷ」(以下「梨っ子フリーきっぷ」)というきっぷが発売されました。フリー区間は以下のとおりでした。

【フリー区間】

  • 東海道線:三島~静岡
  • 身延線:富士~甲府(全線)

 価格は1日3,000円で、新幹線は利用不可で、特急・急行列車は別途必要な料金券を購入することで利用できました。

 ちなみに土休日限定で、東海道線・熱海~豊橋間と身延線が全線フリーになって同じ効力の「休日乗り放題きっぷ」が1日2,720円で発売されています。土休日については「梨っ子フリーきっぷ」の方がフリーエリアが狭いのに、280円高いという不思議な現象が起きました。

 これにはカラクリがあって、フリーきっぷのプレスリリースには以下の文言がありました。

本きっぷを購入された方には、指定の引換箇所2か所にて「ゆるキャン△オリジナルカード」をプレゼントいたします。(各箇所先着 500 名様、合計 1,000 名様)

 これを見て思わず唸りました。アニメのファンであれば数量限定のオリジナルカードは是非とも欲しいアイテムです。その目的を前にすると、「梨っ子フリーきっぷ」の方が「休日乗り放題きっぷ」よりフリーエリアが狭いのに280円高いなんてどうでもいい話です。

 JR東海もファンのそういう心理を十分に理解した上で、わざとそういう価格設定にしたんだと思いました。ずいぶんと商売上手になったもんです。

f:id:imadegawa075:20200501141407j:plain

 これは私が利用してきた現物です。「休日乗り放題きっぷ」を踏襲してか、120mm券です。特筆すべきは「休日乗り放題きっぷ」はJR東海管内でしか発売しませんが、「梨っ子フリーきっぷ」はJR東日本管内にある甲府駅でも発売したことです。甲府駅の指定席券売機にも口座がありました。

 おそらくこの「ゆるキャン△」のイベントが山梨県や身延線沿線自治体が主催し、首都圏からも便利であることを強調していたので、JR東日本も消極的に協力したんだと思います。いずれにしろ、こういうことは珍しいのであえて甲府駅で購入してみました。


 下りの「ゆるキャン△梨っ子」号を甲斐常葉駅で降りてから少し時間があったので、人の流れに付いて聖地巡礼みたいなことをやってみました。

f:id:imadegawa075:20200503232536j:plain

案内の看板 2020/2/1

 甲斐常葉駅から登場人物の女子高生が通学する「本栖高校」のモデルとなった下部中学校(廃校)までは1Kmしないぐらいでした。道中にこういった看板が設置されていて、アニメの作中の描画と実際の景色との比較ができました。

f:id:imadegawa075:20200503232652j:plain
f:id:imadegawa075:20200503232707j:plain
アニメの描画と実際の景色との比較

 私はほとんどアニメは見ないんですが、こうして比較してみると、忠実に描いているんだなと感心しました。作者は描く前にしっかり取材をしたんだろうなと感じさせました。

f:id:imadegawa075:20200504000059j:plain

本栖高校校庭でのキャンプ 2020/2/1

 「本栖高校」では校庭でキャンプをするイベントが開催され、好天にも恵まれ次から次へと車が乗り入れテントを張り始めていました。廃校なのでこういうイベントも可能だったのでしょう。

 校内では見学会も行われていたようですが、正直廃校の中を見学する意味が分からなかったので、見学はせずに後にしました。後で実写ドラマ版をAmazonPrimeで見て、ロケはここで行われていて、図書室や細長い部室がたき火をやった校庭も全部ここだったことを知りました。事前に知っていればもっと楽しめたかもしれません。聖地巡礼は予備知識が乏しい状態で行くもんではない(普通は予備知識なしで聖地巡礼には結びつかないですが...)なと実感した次第です。