続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

わたらせ渓谷鉄道応援

 わたらせ渓谷鉄道がYahoo!ショッピングに出店しています。鉄道会社が自社HPの一角で物販を行う例は珍しくありませんが、出店手数料がかかる(と思われる)大手のショッピングサイトに出店するのは珍しいです。

 キーホルダーやクリアファイルといったありがちなグッズのほかに「記念きっぷ」なんてコーナーもあります。その「記念きっぷ」の中にとんでもないものが潜んでいました。

 今年3月14日のダイヤ改正から両毛線・あしかがフラワーパーク駅に営業キロが設定され、あしかがフラワーパーク駅発着の乗車券が発売できるようになりました。それを機にわたらせ渓谷鉄道でも桐生接続のあしかがフラワーパーク駅までの連絡乗車券の発売を開始しました。片道乗車券は通洞(1,490円)と足尾(1,550円)の2種で、往復乗車券も相老(1,320円)と大間々(1,400円)の2種あります。

 同じものがYahoo!ショッピングでも売っていたのです。これには思わず飛びついてしまいました。送料は370円(全国一律)かかりますが、現地まで行く手間を考えれば安いもんです。

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片道乗車券(B型硬券)
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往復乗車券(クーポンサイズ)

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わたらせ渓谷鉄道の通常様式のJR連絡券(比較用)

 現物は見ての通りのものです。わたらせ渓谷鉄道のJR連絡券は金額式が一般的ですが、このきっぷは着駅式になっています。また、この様式の往復乗車券は初めて見ました。スキャンの都合で1枚ずつ分けただけで、ちゃんと繋がっています。常備券はあしかがフラワーパーク着に限らず、需要のありそうな区間も刷ってみればもっと売れるような気がします。

 発行日は無日付(個人的には無日付できっぷの発行を要求するのは論外だと思ってますが)は不可で、Yahoo!ショッピングの場合は購入日ではなく注文承諾通知のメールが発信された日でした。商品はレターパックライトで送られてくるので、到着時には既にきっぷとしての効力は失っています。

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いわゆる「から通」印

 なお、日付の指定や変更は不可だそうです。片道券は仕方ないにしても、往復券は余白がたんまりあるんですから、いわゆる「から通」印を使用して多少融通を利かせてくれるといいんですが。使う場合は通販じゃなくて現地で買えってことですかね。


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わたらせ渓谷トロッコ4号:通洞駅 2013/10/5

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わたらせ渓谷トロッコからの車窓風景 2013/10/5

 わたらせ渓谷鉄道は3年ほどご無沙汰しています。新型コロナウィルスの影響でトロッコ列車は5月中の運休が決まっています。おそらく今は観光客どころか通勤・通学客まで消えて苦しい時だと思いますので、応援がてらきっぷを買ってみました。足尾銅山観光には結局行けてないですし、きっぷの課題も残っているので、また以前のように動けるようになったら再訪したいです。