特急列車で札幌から旭川へ向かっていた時のことです。旭山動物園へ行く外国人観光客で指定席はほとんど埋まっていました。彼らの座席のチケットホルダーに見慣れないきっぷが刺さってるのに気づきました。
札幌~旭川の特急自由席往復と旭山動物園のアクセスバスと入園券がセットになった「旭山動物園きっぷ」というトクトクきっぷがあるんですが、その「旭山動物園きっぷ」の英語版と英語表記の指定料金券でした。英語表記の指定料金券というものがいつからあるかは承知していませんが、そんなに昔からあるようなものでもないと思います。
私も気になったので「Sきっぷ」に指定料金券を付ける際に英語表記のものが出せないか窓口で聞いてみました。
窓口氏は「『旭山動物園きっぷ』は出せたけど指定料金券は出せるかなぁ...」とつぶやきつつ、とりあえず試してくれました。こうして発券できた時には「お、出た」と思わず声が出ていました。札幌駅や新千歳空港駅には外国人専用のみどりの窓口があって、そこであれば日常的に出しているんだと思いますが、日本人用の窓口ではほとんど出すことはないと思われ、知らなくても無理はないと思います。
指定料金券の英語表記は"RESERVED SEAT TICKET"になっています。指定券(金額が***になったいわゆる指のみ券)も英語表記は同じ"RESERVED SEAT TICKET"だったりします。
指定料金券の英語の注意書きは以下のように記載されています。だいたい言いたいことは義務教育レベルの英語で分かると思います。
Reserved Seat and Ltd Exp ticket are valid only
for train shown. Valid only when these are used
together with Fare ticket.
日本語版と比較してみると手っ取り早いです。だいたい同じようなことが英語でも記載されています。
同様の「グリーン料金券」が存在するのかや、JR九州でも同様の英語表記の「指定料金券」が発券できるのかは今後の課題として取っておきます。