今年2月1日よりJR西日本のチケットレス特急券の利用エリアが拡大されました。これまでなぜか手薄だった北近畿エリアがようやくカバーされました。
利用できるようになったのは「eチケットレス特急券」と普通の「チケットレス特急券」で、「J-WESTチケットレス」は引き続き利用できません。拡大された区間は以下のとおりです。
2020/1/31まで | 2020/2/1から | |
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東海道・山陽線 | 京都~姫路 | 京都~姫路(変更なし) |
山陰線 | 京都~園部 | 京都~城崎温泉 |
福知山線 | 尼崎~篠山口 | 尼崎~福知山 |
舞鶴線 | (利用不可) | 綾部~東舞鶴 |
播但線 | (利用不可) | 姫路~和田山 |
利用できないのは特急「はしだて」の京都丹後鉄道内発着、「はまかぜ」の竹野~鳥取間発着の場合ぐらいで、北近畿方面のほとんどの列車・区間で利用できるようになりました。
先月、毎年恒例の北近畿方面への旅行をした際に「eチケットレス特急券」を利用しました。e5489の選択画面で去年まで表示されていなかった「eチケットレス特急券」が表示されていたので、「園部より先も使えたんだっけ?」と不審に思いつつ予約しました。もっとも、価格は「eきっぷ」と同じなんですが…。
チケットレス特急券をチケットレスにしないで利用した現物です。当然ながら、福知山駅での2列車乗り継ぎにも対応しています。これまで「チケットレス特急券」は2列車乗り継ぎになる設定がなく、席無し券+指のみ券2枚になったのは北近畿エリアが初めての例だと思います。
来年春に北近畿方面へICOCAの利用エリアが拡大される予定です。それに先立ってのチケットレス特急券の導入なんでしょう。ただ、ICOCAは片道200Km以内の利用という制限があります。乗車券の区間が新大阪→城崎温泉だと187.5Kmで200Km以内に収まりますが、例えばこれが高槻→城崎温泉になったりすると200Km超えてしまうので注意が必要です。