続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ。今年で15周年を迎えました。

あいづ指定席

あいづ

◆種別:快速

◆区間:郡山~会津若松(1日3往復)

 磐越西線の快速列車に指定席が設定されていた歴史は古く、1990(平成2)年の快速「ばんだい」が始まりです。その後、特急になったり休日は増便されたりいろいろありましたが、2015(平成27)年3月のダイヤ改正で快速「あいづライナー」が廃止されてからは指定席が設定されることはありませんでした。

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あいづ号:郡山駅 2017/1/2
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 それでも、多客期によそから車両を持っていて散発的に運転されたことはありました。2017(平成29)年1月には陸羽東線を走る「リゾートみのり」の車両で全車指定席の快速「あいづ」が運転されました。

 同年3月のダイヤ改正から郡山~喜多方間でワンマン運転が開始され、2両編成への減車が進み混雑に拍車がかかりました。そのため、会津地方の商工観光団体がローカル列車への指定席の再設置を要望していました。

 東京の視点から見たら磐越西線は数あるローカル線の一つでしかないですが、福島県の視点だと中通り地方と会津地方の中核都市を結ぶ都市間連絡の役割があります。ビジネス客や観光客から確実に着席する手段が欲しいという要望が少なからず上がっていたようです。

 その要望を受けてJR東日本が指定席の設置を検討しているというニュースが流れたのが昨年3月のことでした。配転させる数の余裕があって、3~6両程度の編成が組めて、指定席にふさわしいリクライニングシートがあって、交流区間が走行できる車両と言えば651系の最後のご奉公もありうるかなと思っていました。

 そして、昨年10月に概要が正式発表されました。列車名は「あいづ」で1日3往復の運転で、車両は既存のE721系1両を改造して指定席用に14席のリクライニングシートを設置するというものでした。3ドア車両の一部区画を指定席にするというのは、JR東海の快速「みえ」(2両編成運用時)みたいだなというのが第一印象でした。

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あいづ5号:郡山駅 2020/3/14

 改造された車両はE721系P-12編成のクハE720-12でした。指定席のエリアにはピンク色の帯が貼られ、一目で指定席と分かるようになっていました。ただ、編成写真を見て分かる通り車端側ではなく連結部寄りに設置されており、自由席に挟まれるような形になっています。トイレの近くを指定席にしたんだと思いますが、正直違和感がありました。

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あいづヘッドマーク 2020/3/14

 指定席車両のクハE720-12側の貫通扉には「あいづ」の専用のヘッドマークが付いていました。会津若松市内中学校の美術部がデザインしたそうで、春の会津をイメージし赤べこと鶴ヶ城を表現したんだそうです。5月末までの期間限定でした。なかなかいいデザインなのでずっと付けとけばいいのにと思いました。

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 私が乗車したのは初日だったので、指定席は満席になっていました。しかし、実際に乗っていたのは5~6人で趣味目的で初日の指定券を買った人が多かったようでした。乗りもしない指定券を買うのは迷惑でしかないのでやめましょう。

 指定席が設定された「あいづ」3往復のうち2・5号が2両編成で、他は4両編成で運転されます。今のところリクライニングシートが設置されたのはこの1両だけで、今後利用状況を見て増やしていくのか検討していくのでしょう。