続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

在)三河安城

 東海道新幹線・三河安城駅は1988(昭和63)年3月に開業した駅です。東海道新幹線では1969(昭和44)年に三島駅が、三河安城駅と同じタイミングで掛川駅と新富士駅が開業していますが、三島と掛川は在来線駅に増設した形で開業しており、純粋な新駅としては三河安城と新富士が初めてです。

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三河安城駅南口 2020/8/6

 三河安城駅には東海道線の駅も新設されました。ただし、地図でも見ると200mほど離れています。新幹線・在来線それぞれに改札があって、新幹線⇔在来線の乗り継ぎをするにはそれぞれの改札を一旦出て、自由通路を通って移動する必要があります。八戸・新花巻・燕三条・新鳥栖・筑後船小屋・新八代も同様の造りです。

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三河安城駅新幹線改札 2018/11/11

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三河安城駅在来線改札 2020/8/6

 新幹線改札と在来線改札の様子です。同じ駅ですが200m離れると結構な落差です。でも、在来線改札もちゃんと有人でみどりの窓口があるのは良心を感じます。

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 その在来線改札のみどりの窓口で購入した入場券です。発売箇所が「在)三河安城」という珍しい表記になっています。発売箇所に路線記号が入る例はありますが、在来線を示す在)という記号はここしかないと思います。

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 一方、新幹線改札のみどりの窓口で発券したきっぷの発売箇所は普通に「三河安城駅」という表記になります。

 JR東海では今年12月に東海道線5駅に「集中旅客サービス」を導入し無人化する予定になっており、在来線の三河安城駅もその対象になっています。プレスリリースには新幹線側のみどりの窓口を利用するよう記載されているため、在来線のみどりの窓口はなくなる模様です。「在)三河安城」という珍しい表記も今のうちだと思いますので、課題のある方はお早めに。