続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

九州の鐡道開業125周年記念

 このブログは今日で開設から満15年を迎えました。2013年3月と2017年7月~2018年10月は不調でサボっていたので、15年間休みなく続いていたわけではないんですが、手間暇ばかりかかり、ちっとも金にはならず、意味不明なイチャモンや誹謗中傷に晒されつつ(最近はないですが)、よう15年も続けたなと自分で自分を褒めてあげたいです(有森裕子か!)。

 ただ、このブログやtwitterを通じて同好の方とも知り合うことができました。貴重な情報や自分では入手が難しいきっぷを入手することができたりもし、趣味の幅が広がったのはありがたい限りです。

 15年の間にあった主なライフイベントです(順不同)

  • 結婚
  • 1回転職
  • 2回引っ越し
  • 祖母死去
  • twitterを始める
  • 47都道府県制覇
  • 海外再デビュー
  • 健康状態の悪化
  • 体力の低下
  • 体重の増加

 下3つが最近の関心事です。日常生活に支障はないものの、健康診断の数値は悪化の一途を辿り、旅行後の疲労は抜けにくくなっています。単純な老化現象かもしれませんが、やはり健康や体力があってこそ旅行に行けるわけですから、何とかしたいと思っています。

 何か15周年にちなんだものはないかと手持ちのネタを漁ってみたところ「特急ふじかわ15周年」という記念きっぷを見つけました。しかし、これは10年前に記事にしてしまっていました。他に何か考えないといけません。


 1889(明治22)年12月に九州初めての鉄道として九州鉄道の博多~千歳川仮停車場間が開業しました。

f:id:imadegawa075:20200919002407j:plain

田代駅 2015/3/7

f:id:imadegawa075:20200922100450j:plain

鳥栖駅 2017/7/15

 この時開業し、現存している駅が博多・二日市・原田・田代・鳥栖の5駅です。千歳川仮停車場は現在の肥前旭~久留米間の筑後川北岸にありました。翌年3月に九州鉄道が筑後川を越えた久留米駅まで延伸された際に廃止されています。 

 この区間は1907(明治40)年に鉄道国有化法によって九州鉄道が国有化された際に帝国鉄道庁の所管に移ります。その後、鉄道省→国鉄を経て現在のJR九州の鹿児島本線の一部となっています。ちなみに九州鉄道の本社社屋は現存していて、門司港にある九州鉄道記念館の建物として利用されています。

f:id:imadegawa075:20200919004606j:plain

125周年記念乗車券台紙

 前置きが長くなりましたが、6年前の2014(平成26)年12月11日に「九州の鐡道開業125周年記念」という記念乗車券が発売されました。15年というネタが手元になかった代わりに、周年つながりで125周年というビミョーな年数のネタを発掘しました。

 内容は博多・二日市・原田・田代・鳥栖の5駅発の硬券乗車券のセットで、125周年にちなんで1セットで1,250円で、1250セットの限定発売でした。

f:id:imadegawa075:20200922104351j:plain
f:id:imadegawa075:20200922104402j:plain
f:id:imadegawa075:20200922104414j:plain
f:id:imadegawa075:20200922104426j:plain
f:id:imadegawa075:20200922104437j:plain
f:id:imadegawa075:20200922104448j:plain

 硬券の記念きっぷは数あれど、このセットが珍しいなと思ったのはこのような地図式の硬券乗車券だったからです。個人的には地図式の硬券乗車券が九州で使われていたイメージはないですが、昭和40~50年代に実際に使用されていたものをイメージしたんだそうです。裏面に〇企マークが入っているので、このきっぷは記念乗車券でありながらトクトクきっぷという扱いのようです。

 この地図をよーーく眺めてみると、二日市と田代の2枚は起点側にある駅が右で、終点側にある駅が左に表記されていて、個人的にはどうも違和感があります。残りの3枚は地図に忠実に表現されていて違和感はないんですが...。

 このきっぷは博多・二日市・原田・鳥栖の4駅で発売されました。通信販売はなく現地のみでの発売だったので、嫁と仲の良かった福岡在勤の元同僚に頼んで、発売日に博多駅で買って社内便で送ってもらうという、15年前には想像もつかなかった荒業を駆使しました。