2月からプロ野球の春季キャンプが始まりました。しかし、新型コロナの影響で12球団全てが無観客でキャンプインを迎えています。今年は嫁と宮崎にキャンプでも見に行こうかと話していただけに残念です。
広島カープは秋季キャンプと春季キャンプ(二軍)を宮崎県日南市で行っています。特に春季キャンプは1963(昭和38)年から50年以上続いている歴史あるものです。
この駅舎はカープのキャンプ地である日南市天福球場の最寄り駅の日南線・油津駅です。天福球場はここから徒歩5分のところにあります。それにしても、見事なほどにカープ仕様の駅舎です。これは日南市の協力会とJR九州で構成するプロジェクトによって、2018(平成31)年2月にこのように塗り替えられたためです。単に駅舎が赤いだけじゃなくてカープ坊やもいます。
カープ仕様なのは外観だけでなく、内部も見事なほどにカープ仕様になっています。スライリーの神社まであります。外観だけでなくて中身まで徹底しています。九州なのに地元はずいぶん肩入れしたなという印象はあります。
油津駅は日南市観光協会が受託する簡易委託駅です。自動券売機はなく、窓口で金額式の常備軟券と出札補充券を発売しています。
常備軟券に押される駅名印までカープ仕様でした。年号は西暦です。「日本一のCarp油津駅」となっていて、Carpの部分は球団ロゴが使われています。まさにカープファン必携のアイテムです。
なお、坂井くんのブログによると2018年1月時点では普通のものだったので、駅舎の塗り替えに合わせて登場したのかもしれません。これには驚きましたが、素朴な疑問がありました。
改めて調べてみると、確かに2016~2018年シーズンにセ・リーグ3連覇して、2016・2018年は日本シリーズに進出していますが、いずれもパ・リーグの球団に敗退しています。江夏の21球や衣笠や山本浩二が活躍していた昭和の時代には日本一になってはいますが、1984(昭和59)年シーズン以来遠ざかっています。将来的に日本一になることを祈念してこうしたのかもしれませんが、日本一にはなってないゾ???と思いました。
なお、このきっぷを見た嫁(福岡県北九州市出身・福岡在勤時はシーズン券を買って仕事帰りに応援に行くほどのガチの鷹党)は(´_ゝ`)フッと鼻で笑っていました。嫁の愛してやまないソフトバンクホークスは2018年に日本シリーズで広島カープを返り討ちにして日本一になっています。嫁が偉いわけではないんですが、まさに王者の余裕です。