続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

丹波路自由席回数特急券の常備券

丹波路自由席回数特急券の常備券

 「丹波路自由席回数特急券」(以下「丹波路」)は特急「こうのとり」の自由席特急券の4枚綴り・1ヶ月間有効の回数券で今年3月末まで発売されていました。主に通勤・通学利用を想定したもので、普通乗車券やICカードとの併用は不可で、定期券や回数券と併用できました。かつては6枚綴りでしたが、2018年6月発売分より4枚綴りになりました。

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こうのとり1号:新大阪駅 2021/2/27

 「丹波路」の設定区間と価格は以下の通りでした。価格は1枚当たりのものです。J-WESTチケットレスは通勤時間帯を含む区分②(大阪発着10~16時台以外)の料金です。

  丹波路
特急回数券
自由席
特急料金
J-WEST
チケットレス
eチケット
レス
設定区間\利用設備 自由席 指定席
大阪
新大阪 
宝塚 570円 660円 550円 660円
西宮名塩
三田
新三田
相野 680円 990円 650円 930円
篠山口
柏原 780円 750円 990円
黒井 設定なし
福知山 1,050円 1,420円 1,420円

 「丹波路」の料金は自由席特急料金やeチケットレスよりは1~2割安いものの、J-WESTチケットレスよりは少し高いといった感じでしょうか。

 今年3月末で「丹波路」が発売終了したタイミングで、近畿圏で通勤利用を想定した5種類ほどの特急回数券はすべて発売終了しました。今後はチケットレス予約にシフトしていく方針なんでしょう。

 「丹波路」について見てみると、柏原まではJ-WESTチケットレスで代替できますが、黒井・福知山発着については代替なしで発売終了しています。黒井や福知山から毎日1時間半かけて特急列車で大阪まで通う定期券利用客はごくごく少数だったんだと思われます。

 なお、J-WESTチケットレスについては私も誤解していたところがあったんですが、「ネット会員用」と「(J-WEST)カード会員用」の2種類があって、前者はJ-WESTカード以外の手持ちのクレジットカードで利用できます。なのでクレジットカードを持っていれば誰でも利用できます。しかも、「ネット会員用」と「カード会員用」ともJ-WESTチケットレスの発売額は同じです。

 福知山線・黒井駅は「丹波路」の設定駅の中で唯一みどりの窓口およびみどりの券売機がいずれもない駅です。POS端末はありますが、JR西日本のPOS端末には企画回数券を始めとするトクトクきっぷを発券する機能がありません。そのため、常備回数券が用意されていました。

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黒井駅発行の常備券

 こちらがその現物です。ちょうど発売終了のニュースが出た直後に現地へ行く機会があったので、少し迷った末に購入しました。

 券名は「自由席回数特急券」となっていて、どこにも「丹波路」という表記はありません。以前利用したマルス券の「阪和線自由席回数特急券」でも同様でした。また、よく見ると1~3回目と4回目の券片のサイズが違っていて、4回目の券片だけ発行日を押印する欄があります。

 趣味の世界ではソコソコ知られたきっぷでした。乗車券が伴わない料金部分だけの回数券で大変珍しいものではありましたが、「丹波路」の発売終了により姿を消しています。