続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

北海道&東日本パス北海道線特急オプション券

北海道&東日本パス北海道線特急オプション券

 「北海道&東日本パス」はJR東日本と北海道の普通・急行列車と、IGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道・北越急行が7日間利用できるフリーきっぷです。北海道新幹線(新青森~新函館北斗間)については別途特定特急券を購入することで、普通車の空席が利用できます。

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 これに加え、2018年度の発売から「北海道線特急オプション券」というものが登場しました。これは「北海道&東日本パス」の有効期間中に1日6,000円(現在は6,110円)のオプション券を購入することにより、北海道新幹線の普通車の空席と、北海道内の在来線特急の自由席がその日1日限り利用できるようになるというものです。ただし、夏休み期間と年末年始は除外期間になり利用できません。

 日付を指定して発売され、「北海道&東日本パス」の有効期間中は何回でも利用でき、JR北海道・東日本のみどりの窓口・指定席券売機で購入できます。この券のように前売りもしています。

ひとこと

 札幌から函館・釧路・北見・網走・稚内へはいずれも片道の自由席特急料金は2,640円です。札幌からこれらの駅へ日帰りで往復しても6,110円には達しません。

 また、新青森から北海道新幹線で新函館北斗まで行き、そこから乗継割引適用で「北斗」で札幌まで行ってもトータルの特急料金は5,320円で、こちらも6,110円には達しません。さらに旭川まで行くと7,150円になり、ようやく超えることができます。

 それゆえ特急料金のオプション券とだけ考えれば高いですが、オプション券を購入することで所要時間が短縮でき、「北海道&東日本パス」の利用価値が向上するということまで拡大解釈すればそうでもないのかなと感じます。いずれにしろ、1日6,110円という価格は高すぎず安すぎず絶妙な設定だなと思いました。

使い勝手:★★★☆☆

お得感:★★★☆☆

当日発売:あり

小児用:あり(半額)

【補足:2024/8/15】

 「北海道線特急オプション券」については2024年度春季分から発売されなくなっています。2024年春のダイヤ改正で「北斗」や「おおぞら」など4列車が全車指定席化された影響と思われます。一時的な措置なのか恒久的な措置なのか判断がつかないため、まだカテゴリーは変更しないでおきます。