山陽線・西広島駅はその名の通り(?)広島市西区にあります。この辺りは己斐(こい)という地名で、西広島駅も昭和44年9月までは己斐駅でした。広島出身の祖母の姉がこの辺りに住んでいて、西広島駅とは言わず「己斐の駅」と言っていました。大正生まれにとっては己斐の方がなじみがあるのかもしれません。また、隣接して広電西広島駅があります。
西広島駅は現在橋上化の工事中です。上の写真の南口の旧駅舎は既に取り壊され、下の写真の仮設駅舎で営業中です。工事は昨年1月から行われ、今月19日に橋上駅舎が暫定開業します。現在はメインの南口とそうではない北口の2カ所の改札口がありますが、橋上化によってそれが一体化されます。
北口駅舎もプレハブの仮設駅舎で営業中です。半年前の写真ですが2枚目の右手に橋上駅舎の躯体が姿を現しています。
北口駅舎の内部です。1台の券売機と何のサインもなくやってるかやってないか分からないような窓口があります。しかし、ここにはこう見えてマルス端末が設置されていて、毎日朝7:30~8:50のたった1時間20分だけきっぷの発売をしています。
早起きしてその窓口で購入した乗車券です。発売箇所表記は「西広島駅F3」になります。発券時刻が8:41なので閉まる直前ですが、券番からしてその日最初の窓口利用客だった可能性があります(早めに締切作業をしていた可能性もありますが)。ちなみに南口の窓口は「F2」になります。
こちらの写真は広島市のHPに掲載されていた西広島駅の完成イメージです。きっぷヲタ的にはこのイメージの中にみどりの窓口らしき箇所がないことが前から気になっていました。
そうしたところ、先月下旬になって西広島駅のみどりの窓口は12月18日で営業終了し、橋上駅舎が仮開業する翌19日より「みどりの券売機プラス」が稼働することが正式に発表されました。朝1時間20分しか開いていない「西広島駅F3」発行のきっぷが買えるのも18日までです。
新駅舎の開業とともにみどりの窓口がなくなるというのは最近各地でよく見らますので、今後気にしておいた方がいいかもしれません。