続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

みどりの窓口設置駅からの乗車票

 昨年4月あたりから首都圏のJR東日本の駅で、みどりの窓口がない駅から最寄りのみどりの窓口を利用しようとした場合、みどりの窓口利用後に運賃を払い戻すという旨の掲示が出ています。

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八王子駅の掲示 2021/8/23

 具体的にはこういうものです。八王子駅は近隣のみどりの窓口がごっそりなくなってしまったので、対象駅が7駅もあります。ちなみに昨年9月に2つ隣の高尾駅のみどりの窓口も閉鎖されているので、今では対象駅がもっと増えています。

 この取り扱いを行っているところは以前からありましたが、周知はされておらず知る人ぞ知るという状態でした。当然、大多数の客はその取り扱いの存在を知る由はなく、律儀に運賃を払っていたと思います。

 昨年4月から一斉にそういう掲示が見られるようになったので、おそらく運輸局や消費者庁あたりの公的な外部機関から指導が入ったんじゃないかと推測しています。みどりの窓口の閉鎖は客に対しては紛れもなく不利益変更です。JRの都合で窓口を閉鎖するんですから、「ご理解とご協力を」といういつもの定型文でごまかすのではなく、代替措置は当たり前のこととしてしっかり周知しておいてほしいものです。

 八王子駅の掲示に記載されていた7駅の券売機設置状況は以下の通りです。

駅名 指定席
券売機
話せる
指定席
券売機
多機能
券売機
西八王子・日野・片倉・八王子みなみ野 
豊田
北八王子・小宮

 豊田駅だけ3種類フルコースでやけに恵まれているのが分かります。いずれにしろ、7駅すべて多機能券売機はあります。

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多機能券売機:横須賀線・北鎌倉駅 2018/5/12

 仮に最寄りが日野駅の客が八王子駅のみどりの窓口を利用して運賃の払い戻しを受けようとする場合、日野駅に設置されている2種類の券売機ではできず、八王子駅のみどりの窓口でできることでなければいけないと思われます。

 そこで券売機ごとにできることとできないことを私なりにまとめてみました。設置されている駅によってはできたりできなかったりする機能もあると思います。

機能 指定席
券売機
話せる
指定席
券売機
多機能
券売機
100Km超の乗車券の発売
指定券の発売
B自由席グリーン券の発売
トクトクきっぷの発売
Suicaの発売
「えきねっと」予約の受け取り
通勤定期の新規・継続発売
通学定期の新規発売
学割・ジパング倶楽部等の紙の割引証対応
きっぷの払い戻し(買い間違いは除く)
乗変・払戻申出証明
発車時刻を過ぎた特急券の払い戻し(運休・遅延等)
レール&レンタカーきっぷの発売

〇=ほぼ可能

△=口座設定があれば可能

▲=係員モードに切り替えれば可能

✕=不可能

 こうして見ると、多機能券売機では案外できないことが多く、「話せる指定席券売機」だとたいていのことはできてしまいます。なので、運賃の払い戻しを受けるハードルは多機能券売機しか設置されていない北八王子・小宮の両駅は低く、「話せる指定席券売機」が設置されている豊田駅は高いと言えます。


 運休になった特急券の払い戻しをしに豊田駅の「話せる指定席券売機」に行った時のことです。「話せる指定席券売機」なので当然払い戻しはできると思っていたんですが、払い戻しでも発車時刻を過ぎたものはできないそうで、オペレーターから「運賃を返金するので八王子駅のみどりの窓口へ行って欲しい」と言われました。

 まずは八王子までのきっぷを買って、八王子駅の改札の係員へみどりの窓口へ行く旨を伝えるよう言われました。きっぷではなくSuicaでもいいそうですが、Suicaの方が払い戻しに時間がかかるのできっぷを推奨するとのことでした。

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払い戻す予定の特急券と豊田からのきっぷ 2021/8/23

 大人なので素直にきっぷを買って八王子駅へ向かいました。八王子駅の改札でみどりの窓口へ行く旨を申し出ると、きっぷは回収されずそのまま通されました。

 みどりの窓口で払い戻し手続きを終え、きっぷと引き換えに往路の運賃160円は現金で返金されました。もし、手続きを終えて豊田駅へ戻りたい場合はここで申し出ないと、帰りは自腹になります。窓口の係員も積極的に聞いてくれないので自ら申し出る必要があります。

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豊田駅へ戻る(復路用)乗車票

 マルス端末から発券された豊田駅へ戻る復路の乗車票です。以前は区間が印刷された無地紋の真っ白な常備券でしたが、マルス発券に変わっていました。でも、区間は手書きです。他にもどういう手続きで利用したのかや券番を手書きで記入する欄があります。

 6年前にJR西日本の「みどりの券売機プラス」でできない払い戻しを近くのみどりの窓口設置駅でやってもらった際の帰りに発行された乗車票(上の記事の4枚目のもの)によく似ています。

 JR西日本は「みどりの券売機プラス」から往路用の乗車票を発券し、みどりの窓口のある駅で復路用の乗車票を発券し、帰りは往路用と復路用をセットで利用する方式でした。それに対し、JR東日本はいったん往路の運賃を客に自己負担させてから、みどりの窓口のある駅で往路の運賃を払い戻して、復路用だけ乗車票を発券してそれで帰ってもらう方式です。なので、様式は似てますが、文言は微妙に異なっています。

 利用者としてはJRの都合でみどりの窓口を次々閉鎖されているわけですから、こういう制度は必要に応じてどんどん利用していけばいいと思います。