特急「湘南」のうち新宿~小田原間で運転されている2往復について、今年3月のダイヤ改正から大崎駅に停車するようになりました。
実は昨年特急「湘南」について書いた記事で大崎にも停車させてみてはどうかと書いていました。自分の意見が採用されたなどとは微塵も思っていませんが、JRの方でもニーズがありそうだと判断したことは確かなようです。
大崎と言うと一昔前は地味な工場街でしたが、埼京線・湘南新宿ライン・りんかい線が乗り入れるようになって利便性が向上し、さらに駅周辺でオフィスビルやマンションの再開発も進み利用客が急増しました。埼京線乗り入れ前の2001年に5万7000人余りだった乗車人員がコロナ禍前の2019年には17万7000人と3倍以上に増え、JR東日本全体でも71位から14位に大幅アップしています。
停車駅 | 改正前 | 改正後 | ||
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21号 | 23号 | 21号 | 23号 | |
新宿 | 19:30発 | 21:30発 | 18:25発 | 19:30発 |
渋谷 | 19:36発 | 21:36発 | 18:32発 | 19:36発 |
大崎 | レ | レ | 18:38発 | 19:42発 |
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藤沢 | 20:21発 | 22:18発 | 19:21発 | 20:21発 |
平塚 | 20:33発 | 22:54発 | 19:33発 | 20:34発 |
小田原 | 20:51着 | 23:10発 | 19:52発 | 20:51着 |
同時に新宿発の「湘南」については大崎停車以外に時刻変更が実施され、21号は1時間、23号は2時間繰り上げられ新宿発18・19時台発となりました。かつて「ホームライナー小田原」が新宿発18時~21時台の毎時1本・1日4本運転されていた頃は夜遅くなるほど空いていました。なので、時刻の繰り上げはいい判断だと思います。
停車初日はお祝いムードが漂っていました。おそらく大崎駅に特急列車が停車するのは初めてだと思います。そして、「湘南」の特急券を「えきねっと」でチケットレス予約すると大崎駅の駅ナカのコンビニやコーヒーショップで割引が受けられるキャンペーンも行われていました。
私はきっぷヲタなのでそういう世の風潮に抗ってきっぷを買い、停車初日の「湘南21号」に乗車してきました。私の職場から一番近い山手線の駅は目黒なので、大崎から「湘南」に乗車できるのは便利でした。さらに、大崎~藤沢・辻堂間であれば50Km以内に収まるので、特急料金が安上がりになるのも好都合でした。
1時間繰り上げられた初日ということもあり、「湘南21号」は窓側席が3分の2ほど埋まっているぐらいで、30~40%ぐらいの乗車率でした。「湘南」が新たに18時台に設定され、大崎駅にも停車することの周知が進めば、これから悪い方には向かわないんじゃないかなと思います。