続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

e5489銀行ATM払い

e5489銀行ATM払い

 JR西日本のe5489の支払い方法の一つに「コンビニ・金融機関払い」というものがあります。e5489ではクレジットカード以外の決済方法をJRグループのネット予約でいち早く導入しました。クレジットカードを持たないor持てない人や、Webでクレジットカード情報を登録することに抵抗感のある人にはいいかと思います。

 ただし、乗車の2日前までの申し込みで、支払い前の予約件数は最大4件、1件あたり7万円以内という制約が付きます。さらに決済後はWeb上で変更ができないという大きなデメリットがあります。私はJ-WESTカードを持っているので、「コンビニ・金融機関払い」を利用する必要はないんですが、一度どんなものか使ってみようかと思って試してみました。

 まず、予約の際に「コンビニ(セブン-イレブンを除く)・金融機関でお支払い」を選択し完了すると、受け取りコード・確認番号・収納機関番号が発番されます。その情報を持って金融機関のATMを操作します。

 私が利用した三菱UFJ銀行のATMは「税金・各種料金払込」というメニューがあり、そこから必要事項を入力すると以下の確認画面が表示されました。

三菱UFJ銀行ATMの確認画面 2021/7/17

 銀行ATMの画面に乗車日と出発駅・出発時刻まで表示されるのは新鮮でした。払込方法は銀行によって違うと思いますが、三菱UFJ銀行の場合は店舗内ATMは現金・キャッシュカード(同行発行のものに限る)ともにOKで、店舗外ATMについては同行のキャッシュカードのみOKでした。

利用明細

 支払いが終わるとこのような利用明細が出てきます。私は店舗外のATMを利用したので、キャッシュカードで支払いました。手数料はかかりません。ただ、この利用明細を持っていても何の役にも立ちません。領収書の代わりにもなりません。受け取りには決済後にメールで送られてくる予約番号と電話番号が必要になります。

e5489の銀行ATM払いで購入したきっぷ

 こちらが実際に引き換えて利用した現物です。発売箇所表記は「西CVS予セ」となります。「コンビニ・金融機関払い」と言うだけあって、銀行ATMで支払ってもコンビニっぽい表記になります。

 ちなみにJR九州のインターネット予約で「コンビニ・金融機関払い」で決済した際の発売箇所表記も「九CVS予セ」になります。両社のインターネット予約は造りがよく似ている部分があるので、この部分のシステム開発を共用したのかなという感じすらします。

「新幹線近トク1・2・3」予約詳細画面

 なお、「新幹線近トク1・2・3」は自由席利用のきっぷですが、なぜか予約時に列車を指定する必要があるため、いちおう「新山口20:44発さくら576号」を指定して予約しました。その情報がATMの画面にも表示されています。もっとも、券面の入出場の印字を見れば分かる通り全然違う列車に乗ってるんですけどね。

 個人的に興味深いなと思ったのは、ATMの利用明細の時刻とe5489の決済日時の時刻が1分ずれていることです。ATMで決済された情報がJR西日本が委託する収納代行会社に伝わるまでの時間差なんでしょうね。