現在、長崎駅は西九州新幹線開業に伴う駅周辺工事の最中です。2020年3月までは改札口とアミュプラザ長崎が隣接していましたが、高架化に伴って改札が300mぐらい離れた奥の方(留置線があったあたり)に移転しました。
移転前の長崎駅はこんな感じでした。改札の向こうに頭端式のホームがあり、終着駅の雰囲気を色濃く残していました。移転後にこの辺りはきれいに取り壊され、今では更地になっています。
「長崎街道かもめ市場」は移転した高架駅の1階に今年3月にオープンした土産物を売る駅ナカ施設です。それまで改札前のアミュプラザの1階で土産物を売っていましたが、「長崎街道かもめ市場」の開業を機に土産物店のほとんどがそちらへ移転し、アミュプラザの1階は食品や日用品を販売する普通のショッピングモールのような雰囲気になっています。
「アミュプラザ長崎お買い物きっぷ」は3月14日から5月15日までの期間限定の土休日に発売されていた、往復きっぷ+500円のショッピングチケット引換券がセットになったきっぷです。ショッピングチケットはアミュプラザ長崎と「長崎街道かもめ市場」で利用できました。
設定は諫早発と大村発の2つだけで、みどりの窓口のみでの発売でした。発売額はいずれも往復運賃と同額で、これに500円のショッピングチケットが付くので500円引きになるという計算です。この設定は昨年発売されていた「アミュプラザくまもとお買い物きっぷ」と同じです。
趣味目的で実使用してきた「アミュプラザ長崎お買い物きっぷ」です。これに別途ショッピングチケット引換券が付きました。様式として目新しいものはありませんが、乗車券は当日限り有効です。JR九州公式のHPには記載はなく、諫早駅でこんなきっぷがあることを初めて知りました。
500円のショッピングチケットを貰って500円だけ買い物して帰る客はまずいないと思います。こういうきっぷは鉄道と駅ナカ施設両方の相乗効果がありますから、期間限定と言わず発売範囲も広げてどんどん売ればいいと思います。2ヶ月で止めてしまうのがもったいない気がするんですが。
地元の人は観光客向けの土産物屋が並ぶ「長崎街道かもめ市場」よりもアミュプラザで使うでしょうね。私はアミュプラザで夕飯のちゃんぽん麵を食べた際に利用しました。