続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

(播)生野→生野

 生野駅は昨年3月まで北海道の石北線と兵庫県の播但線に2駅ありました。読みも同じでした。両者を区別するためにそれぞれの駅に路線記号が付き、(石)生野と(播)生野となっていました。

(石)生野

(播)生野

 石北線の生野駅は無人駅なのできっぷの発売はありませんでしたが、播但線の生野駅は簡易委託駅でPOS端末があるためきっぷの発売を行っています。発着駅には路線記号が入るものの、発売箇所には入りません。おそらくJR西日本に生野駅は一つしかないためなくても区別はつくという判断なんでしょう。 

 昨年3月のダイヤ改正で石北線の生野駅が廃止になり、生野駅は播但線のみになりました。その結果、どうなったかと言うと以下のようになりました。

生野

 発着駅の路線記号がなくなり、ただの「生野」となりました。あってもなくても差しさわりないと思えますが、意外と律儀に反映させるもんだなと思いました。

 ちなみにこの乗車券も着駅の新井駅も同じ表記の駅が信越線にもあり、かつては(播)新井と表記されていました。信越線の方は2016年3月の北陸新幹線金沢開業に伴ってえちごトキめき鉄道に移管されJRの駅でなくなったため、播但線の方が(播)新井→新井となっています。なので、この区間の乗車券は2016年3月以前は(播)生野→(播)新井と表記されていました。

(湖)比良

 こちらは湖西線・比良駅からの乗車券です。比良駅はかつての能登線にもありました。能登線が1988(昭和63)年にのと鉄道に転換されたタイミングでも、のと鉄道としても廃止になった2005(平成17)年のタイミングでも表記が変わることなく、現在でも(湖)比良のままです。これはこれで謎です。