続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

JR西日本株主優待割引効力変更

 一昨日12月15日のJR西日本のプレスリリースに「株主優待鉄道割引券がe5489、みどりの券売機でご利用いただけるようになります!」というものがありました。

新しい株主優待割引券のイメージ(JR西日本のHPより抜粋)

 内容を読むと次回発行分(2023年3月末に権利確定し2023年7月から利用できるもの)の株主優待割引券からJR東日本のような株主優待番号とQRコードが付いたタイプに変更するそうです。JR東日本はスクラッチを削ってパスワードやQRコードを表示させる方式でしたが、JR西日本はシールを剥がす方式だそうです。

 これによりみどりの券売機やe5489でも発券できるようになり、みどりの窓口やみどりの券売機プラスに並ばないでも株主優待割引のきっぷが買えるようになります。最近はみどりの窓口を減らし過ぎた影響で、残されたみどりの窓口や代替となったみどりの券売機プラスの混雑が激しくなっていますから、これは大きな改善だと思います。

 これだけであれば「めでたしめでたし」で終わったんですが、そうはいかない変更も記載されていました。今までは優待券で片道利用する際の特急券・指定券の適用枚数に制限がなかったんですが、最大4列車(みどりの券売機では3列車)という制限が加わります。

 JR西日本の株主優待割引は割引率の変更はあったものの、始まった当初から特急券・指定券の利用回数制限がありませんでした。これは同時期に上場していた東日本・東海にはないアドバンテージでしたが、ついに制限がかかることになってしまいました。

 私がJR西日本の株主優待割引を利用する際は、長い距離を複数列車乗り継いで利用することが多いです。ただ、最大で何列車乗ったか覚えていなかったので、手持ちのきっぷで調べてみました。

乗車券

1列車目

2列車目

3列車目

4列車目

5列車目

 平成27年に利用したこの5列車乗り継ぎが最多でした(もっとも、5列車目のきっぷは寝坊して使いませんでした)。この場合、2列車目を新幹線乗継割引にすれば株主優待割引適用は4列車に収まります。こういう感じで行程上で頻繁に乗り降りを繰り返さず普通の使い方をする限り、最大4列車という制限が加わっても意外と困らないのかなという気がします。

 あと、最大4列車という記載に関して、新幹線で改札内乗継する場合や福知山駅での特急列車どうしの乗り継ぎはどうカウントするのか少し気になります。この場合は同一列車という判断をしてもらわないと困りますが、どうなんでしょうね。

 なんとなくですが、JR西日本と同様に株主優待割引で特急券・指定券の適用枚数に制限がないJR九州も制限をかける方向で追随するような気がします。