続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

フライング江北

 クレジットカードで購入したきっぷを後日乗車変更する場合で、原券と同額もしくは差額が発生し差額を現金払いする場合、原券を機械に読み込ませて情報を引き継いだうえで新券を発行することがあります。

差額収受なし
差無    01月30日越後曽根駅E1  (2)

 こちらは差額が発生しないパターンです。区間・利用設備は同じで日付だけ変更したものだったと思います。「差無」という印字とともに上の券と同様に原券の発行日・発売箇所が赤印字されています。

差額収受あり
収受 ¥360 04月30日日向市駅ーR  (6)

 こちらは収受額が発生するパターンです。株主優待割引適用の自由席特急券を指定席に変更したものだったと思います。差額の360円を現金で支払っています。収受額と原券の発行日・発売箇所が赤印字されています。


 ここからようやく本題に入ります。9月23日の西九州新幹線開業に伴うダイヤ改正で、肥前山口駅は江北駅と改称したのは以前の記事で書いた通りです。改称前の駅で購入したきっぷを改称後に乗車変更した場合の乗車変更の赤印字について、どういう表記になるか試してみました。

 この件は前から気になっていたんですが、みどりの窓口設置駅の駅名が改称されるというネタ自体がそう頻繁にあるわけではなく、なかなか試せずにいました。

 こちらが変更前のきっぷです。肥前山口駅最終日に購入しています。知り合いから頼まれていたものですが、後で間違って買ったことに気づき、乗車変更の弾として流用したものです(乗車券との一葉券が欲しいと頼まれたのを見落としていました)

江北駅ーR
収受 ¥220 09月22日 江北駅ーR  (6)

 こちらが変更後のきっぷです。原券発売箇所は肥前山口駅ではなく、9月22日時点では存在しなかった江北駅になっています。言わばフライングした状態です。

 発売駅の情報はおそらく駅名ではなくコード値で保持されていて、改称の場合はコード値の変更はせずに、コード値に対応する駅名を改称日の早朝のシステム停止時間帯に修正するものと思われます。イメージとしては下の表のような感じです。

9月22日まで
  駅コード 駅名
長崎本線 088-081 牛津
088-083 肥前山口
088-085 肥前白石
9月23日以降
  駅コード 駅名
長崎本線 088-081 牛津
088-083 江北
088-085 肥前白石

 088-083というコード値に対する駅名が9月23日を境に変わっているので、それを呼び出すタイミングで肥前山口か江北で違ってきます。事前の仕込みに手間はかかりましたが、感覚的にはそうだろうなと思っていたことが確認できてよかったです。