きらめき291号
◆種別:特急
◆区間:中津→博多
JR九州のHPの下の方に「大切なお知らせ」というページがあります。
一般的なプレスリリースに相当する「お知らせ・ニュースリリース」は上の「最近のトピックス」という欄に出ていて、「大切なお知らせ」の位置づけがちょっとよく分からない感があります。その「大切なお知らせ」欄に1月から毎月出ているお知らせがあります。
臨時特急「きらめき291号」の運転について
内容はいずれも主に土休日に中津~博多間の片道で臨時特急「きらめき291号」を運転するというものです。7月運転のダイヤは以下の通りです。
停車駅 | ソニック14号 | きらめき291号 |
---|---|---|
中津 | 09:30発 | 09:35発 |
宇島 | レ | 09:41発 |
行橋 | 09:47発 | 09:54発 |
下曽根 | レ | 10:02発 |
小倉 | 10:05発 | 10:16発 |
戸畑 | レ | 10:22発 |
黒崎 | 10:14発 | 10:28発 |
折尾 | 10:19発 | 10:34発 |
赤間 | レ | 10:47発 |
博多 | 10:48発 | 11:10着 |
先行の「ソニック14号」が通過する駅に停車しながら昼前に博多に着けるので、沿線からのお出かけに便利そうな列車です。
毎月情報を小出しにするなら「土休日運転」と決め打ちで設定すればいいのにと思っていました。そして、この列車がどの程度利用されているかも気になったので、北九州滞在中のGWに始発の中津まで出向いて博多までの全区間乗車してきました。
中津を5分前に発車する「ソニック14号」は佐伯始発で利用客が多かった上に短い6両編成の白ソニック(885系)だったので、中津時点で既に自由席は立ち客がいっぱいいました。中津駅で待つ乗客も心得たもので「ソニック14号」はスルーし、確実に座れる5分後の「きらめき291号」を待っていました。
「きらめき291号」は「ソニック14号」が発車してすぐに柳ヶ浦方から入線しました。こちらは8両編成の787系で自由席は3両ありました。
指定席は私が購入した1週間前の段階では余裕で空いていましたが、当日は満席とのアナウンスでした。一瞬「ホンマかいな?」と思いましたが、私の隣も始発の中津から乗っていました。途中停車駅からもどんどん乗ってきて折尾で埋まりました。なかなかの人気ぶりでした。
そして博多到着後は乗客を降ろし車内清掃する間もなく、到着からたった3分で特急「リレーかもめ81号」として武雄温泉へ向けて出発しました。もし「きらめき291号」が遅れると「リレーかもめ」を介して西九州新幹線まで影響が波及することになります。なかなかな綱渡りの運用を組んでるなと驚きました。
日豊線から見ると「ソニック14号」のように博多行きが偶数号数なのに、博多行きが奇数号数となる「きらめき」に合わせて291号となっています。なんで291なのか考えてみましたが、定期の「ソニック」の博多~中津間の区間便が201・202号と設定されているので、その臨時便という位置づけで291を引っ張り出してきたのかなという気がします。何となく「きらめき291号」よりは「ソニック292号」の方がしっくりきます。291号というのは今のところ私の手持ちの在来線特急券の号数では最大の号数です。