北海道から戻った7月下旬から体調が思わしくなく、そんな中でも帰省を含む旅行に出かけはしたものの、以前に手配した行程を消化するだけの状態でした(早い段階から先々の予定を縛るのは良くないです)。何をするにもやる気が出ずブログの更新もしばらくサボっていたわけですが、ようやく体調が戻ってきたので再開します。
WESTERポイント"超"特典きっぷ
「WESTERポイント超特典きっぷ」は山陽新幹線全線開業50周年を記念して、所定額の25%相当のWESTERポイントを消費して山陽新幹線が利用できるきっぷです。「WESTERポイント特典きっぷ」は50%相当のWESTERポイントが必要なので、その半額で利用できるパワーアップ版と言って差し支えないと思います。5月27日から8月8日乗車分まで2ヶ月ちょっと発売されていました(いったん発売終了していますが再発売の可能性はあると思います)。
8月8日乗車分まで発売されていた「WESTERポイント超特典きっぷ」の概要は以下の通りです。
- e5489で発売
- 普通車指定席のみで自由席やグリーン席の設定はなし
- 対象区間は山陽新幹線の101~200Km区間の駅間相互
- 発売額(所要ポイント)は無割引の運賃+特急券の25%
- 当日購入可
- 予約時に所要ポイント分ないと予約できない
- 繁閑・「のぞみ」利用有無で料金変動あり
- きっぷの受け取りはJR西日本管内のみで他社では不可
プレスリリースには「気軽に新幹線をご利用いただくちょい旅」という記載があって、発売区間は101~200Km区間に限定されています。新大阪からであれば相生・岡山まで、広島からであれば岡山~福山と新山口~新下関までといった具合です。
25%相当のWESTERポイントで長距離利用されてしまっては大損なので、距離で縛って割引額を圧縮した格好です。一方で「気軽に」という部分に呼応してか当日購入できるようになったのは大きなメリットです。
いつか使うことを見越してこのきっぷの存在は記憶の片隅に残しておいたんですが、意外と早く利用機会が訪れました。
新神戸→岡山間で利用した現物です。「さくら」の通常期の指定席だと5,700円するところがこのきっぷではたったの1,420Ptで済んでいます。25%相当のWESTERポイントで利用できてしまうというのは大きいです。
上部の券名のところは「WESTERポイント特典きっぷ」となっていて、なぜか超が抜けています。企画コードが876(特典きっぷは875)であることと、割引率が「7.5割」となっているところで「超特典きっぷ」として判別するしかなさそうです。
この時は友人に甲子園球場での野球観戦に誘われ、その後岡山へ移動する際に利用しました。野球は試合展開によって終わる時間が読めないため、当日購入できるこのきっぷは好都合でした。事前購入型だと列車の時刻に束縛されますが、当日購入可能だと融通が利くので助かりました。このきっぷも阪神電車で三宮に向かう車内で予約しました。
ちなみに山陽新幹線が博多まで全線開業したのは1975(昭和50)年3月のことです。今年は2024年なので年数だとまだ49年目ですが、50周年が2024年度末に到来するため2024年のうちから一足早くキャンペーンを打ってるんだと思います。
【補足:2024/8/23】
「WESTERポイント超特典きっぷ」は10月からの北陸デスティネーションキャンペーンに伴って、10月1日~12月26日乗車分で大阪・新大阪・京都⇔越前たけふ~糸魚川間で発売されるとのことです。
【補足2:2024/9/14】
山陽新幹線の「WESTERポイント超特典きっぷ」も10・11月乗車分に再発売されることが発表されました。発売条件は本記事と同じです。