JR四国の旅行業店舗は駅に併設される「〇〇駅ワーププラザ」と県庁所在地4駅と梅田・香川中部の「ワープ〇〇支店」の2種類がありました。
そのうち「〇〇駅ワーププラザ」については合理化の影響で2022年末までに全店閉店しています。「ワープ〇〇支店」6店については存続していますが、高松・高知・徳島・梅田の4店舗については今年3月22日に「JR四国ツアー〇〇支店」と名称が変わりました。
そもそも3月22日という日はダイヤ改正当日でもなく年度末でもありません。しかも金曜日です。この変更のプレスリリースは昨年末に出ていたんですが、なぜそのタイミングで変更なのかよく分かりませんでした。
それは現地に行って謎が解けました。高松駅にORNE(オルネ)という駅ナカ施設が開業したんですが、その開業日が3月22日でした。ワープ高松支店がオルネに移転するために3月18日でいったん営業終了し、オルネの開業に合わせて移転オープンしました。そのタイミングで高松を始め4店舗の名称を一緒に変更したようでした。
高知支店はワープからJR四国ツアーに変更された店舗です。アンパンマンの自己主張の強さは相変わらずですが、看板が変わっています。また、今年3月末で一部旅行会社のパックツアーや航空券・船車券の取り扱いも止めたようで、前後で店頭のパンフレットは減ってますしJALの看板もなくなっています。
「ワープ高知支店」時代のMR52型マルスのきっぷです。発売箇所表記は「W高知MR52」となっていて、ワープの部分がWと略されています。
ワープ高知支店の昔のきっぷやワープ高松支店は「ワープ〇〇」となっているのに、直近の高知支店はなぜか「W高知」でした。直近の徳島支店も同様に「W徳島」だったようです。
「JR四国ツアー高知支店」になってからの発売箇所表記は「四ツアー高知」となりました。他のJR四国ツアーの店舗も「四ツアー〇〇」に変更されています。
なお、3月に変更されなかった「ワープ松山支店」については今月29日に駅高架化で移転するタイミングに「JR四国ツアー松山支店」へ変更し、「ワープ香川中部支店」については今年末で閉店するため変更しないそうです。「ワープ〇〇」のきっぷを入手できるのは今のうちです。
「ワープ高知」は鉄ヲタ向けの濃いマニアックなツアーを販売することで一部界隈で有名です。
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過去作はこんな感じです。ツアー名から内容を想像するだけでも面白いです。
また、店内には廃車になった2000系の座席や運転台、ヘッドマークなどが展示してあってきっぷを買うついでに楽しめます。一言断れば撮影もできます。
「JR四国ツアー高知支店」になってどう変わるのかか分かりませんが、今後の益々のご発展をお祈りしたいところです。