昨年4月からしなの鉄道の軽井沢・小諸・上田・屋代の4駅でクレジットカードが利用できるようになりました。
記憶に新しいところでは伊豆急も2020年4月より有人駅の窓口でクレジットカードが利用できるようになっています。近年キャッシュレス化が広く進展したのと、外国人観光客が増えたことにより対応させたんだと思います。
しなの鉄道のクレジットカード対応券売機です。私が確認した軽井沢駅と上田駅は複数台ある券売機のうち1台がこのタイプになっていました。タッチパネルの左下にクレジットカード決済端末があります。差し込み決済(ICチップ読み取り)とタッチ決済(ただし上限1万円)に対応しており、磁気ストライプでの読み取りには対応していません。
以前紹介したJR九州の新型券売機はクレジットカード決済だけでなく交通系ICカードやQRコード決済にも対応する高機能なものでしたが、クレジットカード決済は差し込みのみでタッチ決済には対応していませんでした。タッチ決済に対応した鉄道会社の券売機はしなの鉄道で初めて遭遇したんですが、他にもどこかあるんですかね???
そのクレジットカード対応券売機で購入したきっぷです。私の趣味の範囲である連絡券にしました。右下に「C制」の印字があります。
対象4駅の窓口にも同じクレジットカード決済端末が設置されていて、クレジットカード決済に対応しています。決済端末と窓口端末が連動していてC制の印字がされています。伊豆急は決済端末と窓口端末が連動しておらず、後からC制の印を押していました。
この乗車券はしなの鉄道→JR→しなの鉄道となる通過連絡券で、営業キロが100Kmを越えるため2日間有効で経路上での途中下車も可能です。また、しなの鉄道で購入できる最も高額な片道乗車券です。
ちなみにしなの鉄道のクレジットカード決済端末は小諸市のメーカーのものを導入したそうです。しなの鉄道はそれほど経営状態は良くないのに、どうやってこの費用を捻出したんだろうなと思っていたんですが、補助金を活用したと↓のリリースに書いてありました。