「EXサービス」で発売されている「EX早特」シリーズは事前購入型の割引きっぷです。一般的に事前購入型の割引と聞くと安く買える反面、変更不可だったり払い戻し手数料が異様に高かったりというデメリットも思い浮かぶと思います。
「EX早特」の同一商品内の変更不可については同様の印象を持っていて、長らくそれに当てはまっていたんですが、(確か)一昨年9月の商品改定の際に乗車当日の列車発車時刻前できっぷ受け取り前に限り以下の条件に変更がない場合は変更ができるようになりました。
- 乗車日
- 商品
- 乗車区間・乗継駅
- のぞみ・みずほ⇔ひかり・こだま・さくら・つばめ間の変更
- 設備
- 人数
おそらくあまり知られていないと思いますが、このことは商品説明の下の方の目立たないところに小さく書いてあります。青字の部分は私が補足した箇所で、「のぞみ」⇔「みずほ」および「ひかり」「こだま」「さくら」「つばめ」の相互間の変更は可能なようです。
昨年末に京都から帰ってくる際に「スマートEX」で「こだま736号」の「EXこだまグリーン早特3」を仕込んでいました。しかし、当日朝によくよく行程を見直したところちょっと間に合わなそうだったので、初めて当日変更を試すこととなりました。
予約詳細画面の「変更」ボタンから変更手続きに入ると、予約変更のご案内画面が表示されます。↑に書いたような注意書きがまとめられています。今回は当日の列車変更なので真ん中の「列車のみ変更(差額なし)」から手続きに進みます。
変更画面です。日時は変更できますが、乗車駅・降車駅・人数は固定されていて変更できないようになっています。
元の商品が「EXこだまグリーン早特3」だったので、直通の「こだま」のグリーン席のみが候補に表示されています。一本後の「こだま740号」を選択し決済画面に進みます。
差額は発生しないはずですがクレジットカードの有効性確認の画面が表示されました。これは「スマートEX」からの予約だったせいで表示されたのであって、「EX予約」だと表示されない画面かもしれません。気になる方は自分で試してみてください。
こうして無事に差額なしで「EXこだまグリーン早特3」の予約を一本後の「こだま740号」に変更できました。決済額がゼロでも前段のクレジットカードの有効性確認がNGになった場合は変更できないのかもしれません。
チケットレスせずにきっぷを受け取った結果です。「EXこだまグリーン早特3」は乗車の3日前までに購入が必要な早特ですが、左下の決済日は乗車日と同一になっています。ここで乗車当日に変更したと判断できそうです。
ちなみにご利用票の右上に記載されている購入日は当初購入した日付となっていて、きっぷとは異なる日付になっていました。
2023年9月の「EX予約」の商品改定はサービス開始以来の大改悪とも言えるひどいものでしたが、早特商品の当日変更ができるようになったのは唯一と言っていい改善点でした。今度のGW明け利用分から早特商品の改定が予定されていますが、使い勝手が良くなったこの部分が再度塞がれてしまわないか密かに心配しています。
なお、購入後の変更が一切不可である「EX早特28ワイド」は当日変更は不可能ですので十分ご注意ください。とにかくあれには手を出さない方が無難です。