続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

スーパーつがる

スーパーつがる

◆種別:特急

◆区間:秋田~青森(1日1往復)

 昨年3月のダイヤ改正で秋田~青森間で朝昼夕と1日3往復運転されている特急「つがる」のうち、昼の1往復を停車駅の少ない速達タイプとし、列車名を「スーパーつがる」として分離しました。最近JRグループでは「スーパー〇〇」という列車名が減っていますが、久しぶりの新登場となりました。

 「つがる」と「スーパーつがる」との停車駅の比較です。

停車駅 つがる スーパーつがる 乗り換え路線
秋田 秋田新幹線・羽越線
八郎潟  
森岳  
東能代 五能線
二ツ井  
鷹ノ巣 秋田内陸縦貫鉄道
大館 花輪線
碇ヶ関  
大鰐温泉 弘南鉄道
弘前 弘南鉄道
浪岡  
新青森 東北・北海道新幹線
青森 津軽線・青い森鉄道

 市の中心駅や他路線との接続駅は停車し、それ以外の5駅が通過となったように見えます。これにより「スーパーつがる」は「つがる」より10分ちょっと所要時間を短縮し、秋田~青森間を最速2時間31分(1号)で結んでいます。

スーパーつがる2号:奥羽線・大鰐温泉駅 2024/12/31

スーパーつがる行先表示 2024/12/31

 「スーパーつがる」の車両は「つがる」と同じE751系4両編成で、グリーン車半室、指定席1両、自由席2両という組み合わせも同じです。また、側面の行先表示も「スーパーつがる」ではなく「つがる」のままで違いがありませんでした。ダイヤ改正直後ならともかく、年末でもこの状態だと「スーパーつがる」を設定する気はないのかもしれません。

 昨年の大晦日に初めて利用してきました。遅めの帰省をする利用客が案外多く指定席は6~7割埋まっていました。号数は「スーパーつがる」が1・2号を名乗り、「つがる」は41~44号に変更されています。

 私個人的にはこの列車は今年3月のダイヤ改正で廃止され、再び「つがる」3往復体制に戻ると思っていました。それゆえダイヤ改正の概要が発表される前の12月に予定を立てて乗ってきたわけですが、予想は外れて生き残っています。

 地方の小さな駅にとっては都市と直通する特急列車が停車するか否かは結構大きな問題なんじゃないかと思っています。停車本数が6本から4本に減って日中の停車がなくなるのも同様です。正直なところたかだか10分程度の時間短縮のために通過させる必要性はあったのかな?と感じています。