続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

のぞみファミリー早特3

 「EXのぞみファミリー早特3」は「EXサービス」で発売していた早特商品で、土休日に「のぞみ」を2人以上で首都圏~名古屋・関西で移動する場合に購入できました。「早特3」とあるだけに3日前までの発売でした。小児用もあったので家族連れにも使えるようになっていました。

 価格は以下の通りでした。

「EXのぞみファミリー早特3」価格表

  普通車用 グリーン車用
正規料金 早特3 正規料金 早特3
東京・品川~名古屋 11,300円 9,950円 14,960円 12,050円
東京・品川~京都 14,170円 12,020円 19,010円 14,120円
東京・品川~新大阪 14,720円 12,570円 19,590円 14,670円
東京・品川~新神戸 15,490円 12,830円 20,360円 14,970円
新横浜~名古屋 10,640円 9,290円 14,300円 11,390円
新横浜~京都 13,500円 11,680円 18,370円 13,780円
新横浜~新大阪 14,390円 12,230円 19,260円 14,330円
新横浜~新神戸 15,160円 12,530円 20,030円 14,670円

 これが全ての設定区間です。普通車用は12~18%割引されています。東海道区間の割引は相変わらずしょっぱいです。グリーン車用は新神戸発着は普通車+2,140円で他の区間は+2,100円と正規料金と比べてかなり割安で、正規の普通車指定席よりも安くなっている区間もあります。

 発売終了を意識していたわけではありませんが、たまたま発売終了直前に利用してきました。(ファミリー早特3)となっていますが、「のぞみ」利用なので「EXのぞみファミリー早特3」と判別できます。この区間は1人あたり1,820円安くなるので、なかなか割り引かれない「のぞみ」を利用する割に2人揃えば結構大きな割引額になるもんだなと感じたものです。


 「EXのぞみファミリー早特3」は今年のGW前の4月25日乗車分で発売終了しました。早特の利用客を混雑が激しい「のぞみ」から余裕のある「ひかり」「こだま」に移行させるべく、「のぞみ」の利用ができなくなっています。また、新神戸発着やグリーン車用はなくなっています。

 後継商品としてGW明けの5月7日乗車分から「EXのぞみファミリー早特3」と「EXこだまファミリー早特3」との2商品を統合する形で乗車7日前まで購入可能な「EXファミリー早特7」が発売されています。「EXファミリー早特7」の価格は以下の通りです。

「EXファミリー早特7」価格表

  普通車用
のぞみファミリー
早特3
こだまファミリー
早特3
ファミリー早特7
東京・品川~小田原 設定なし 2,890円 3,030円
東京・品川~熱海 設定なし 3,300円 3,460円
東京・品川~三島 設定なし 3,630円 3,810円
東京・品川~名古屋 9,950円 8,050円 9,500円
東京・品川~京都 12,020円 9,980円 11,450円
東京・品川~新大阪 12,570円 10,080円 12,000円
新横浜~名古屋 9,290円 7,940円 8,840円
新横浜~京都 11,680円 9,880円 11,120円
新横浜~新大阪 12,230円 9,980円 11,670円
名古屋~京都 設定なし 4,180円 4,200円
名古屋~新大阪 設定なし 4,280円 4,970円

 「のぞみファミリー早特3」の利用客から見れば、購入期限は3日前から7日前に早まり「のぞみ」は利用できなくなって選択肢は大きく減ったものの、「のぞみ」の加算料金がなくなってどの区間も価格は4~500円下がっています。まぁ痛し痒しかなという感じです。

 逆に「こだまファミリー早特3」の利用客から見ると、「ひかり」も利用できる選択肢は増えたものの、購入期限は3日前から7日前に早まった上に価格は全区間で値上げ(首都圏~名古屋・京都・新大阪間は大幅値上げ)されているので、とにかく安く利用したかった人にとっては改悪です。

 個人的に2023年9月に「EX予約」が大幅値上げされて以来、「EXサービス」は早特商品以外ではほぼ利用しなくなりました。早特商品もだいたい2年に1回の頻度で「商品改定」と称する値上げが進んでいるのでますます利用しなくなりそうな感です。