続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

小千谷駅FN1

 JR東日本のマルス端末はJRグループ6社共通端末のMR系列と自社開発の独自端末のME系列の2種類が利用されています。MR系列は日立製作所製でME系列は沖電気製の端末です。おおまかな変遷は以下の表のような感じです。

JR東日本のマルス端末

  2世代前 1世代前 現行 次世代
MR系列 MR20型 MR32型 MR52型 MR52N型
ME系列 MEM型 MEX型 ME4型

 MR系列は東京支社・横浜支社・大宮支社で、ME系列はそれ以外の支社という具合に旧支社単位で使い分けられ、それが現在まで続いています。

www.imadegawa075.net

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 JR東日本では昨年6月の渋谷駅を皮切りに、現行のMR52型からMR52N型へ少しずつ置き換えを進めています。ME4端末も2017年の登場から8年経ち、そろそろ置き換えを考えるのかなと思っていました。

小千谷駅みどりの窓口 2020/12/12

 先月、上越線・小千谷駅に行った際のことです。5年ぶりに訪れたので「えきねっと」の受け取りついでにいろいろ買ってみました。

小千谷駅FN1

 なんと小千谷駅にMR52N型のマルス端末が入っていました。今年の5月にME4端末から置き換えられたそうです。ME系列からMR系列への異例の乗り換えです。どうやら新潟支社管内ではME4型からMR52N型への置き換えが進んでいて、他支社でも同様の動きがあるようです。

 最近でこそ止めていますが、JR東日本はコロナ禍のずっと前からみどりの窓口の閉鎖を絶えず進めていました。窓口業務の省力化という点においてはJRグループの中で最も熱心でした。

 みどりの窓口が減る=必要なマルス端末が減ると同義です。工業製品は大量生産することで製造コストを下げられます。みどりの窓口を減らし過ぎたため端末の必要数が伸びず、ME4型後継端末の開発・製造コスト(=端末代)が高くなって割に合わなくなり、開発を中止してMR系列に一本化したんじゃないかと推測しています。なので、今後は乗り換えが異例から当たり前になりそうです。

 ただ、個人的にこれはJR東日本にとっては決して悪いことばかりではないと思います。何より開発費が削減できますし、MR系列・ME系列で異なっていた操作マニュアルや社内業務は一本化できます。MR52N型のベンダーの日立製作所にとっても、以前より数が減ったとはいえJR東日本の8支社分の端末を買ってもらえるわけですから、今のご時世ありがたい話です。

MEM型→MEX型→ME4型の変遷

 こういう結果になると、そもそも30年前(?)にJR東日本はなぜME系列の開発をしようと思ったのかという疑問に帰着します。日立への反抗心?独自性の誇示?社内の派閥争い?まぁチャレンジ精神は認めますし、趣味的には楽しませてもらいましたが。