続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

スペースワールド(市内)・朽網(市内)

 乗車券と特急券が一体になった一葉券で特定都区市内制度を絡めると面白い表記が見られることがあります。一葉券は各種ネット予約では発券されず、みどりの窓口や指定席券売機で購入した際に発券されます。

金山(市内)

 私がむかーし頭をひねって買ったものです。快速「ムーンライトながら」が毎日運行されていた時代のものです。下り列車は豊橋~大垣間がほぼ各駅停車だったので、名古屋市内の金山駅着の一葉券にして「金山(市内)」という表記ができました。「熱田(市内)」「大高(市内)」なんてのもやろうと思えばできました(やっとけばよかった)

 また、東海道新幹線・品川駅の開業は2003(平成15)年10月です。この時は開業より半年前だったので「品川(都区内)」も当時としては何気に珍しい表記でした。

【再掲】石川町(市内)

 こちらは横浜線開業100周年を記念して2008年9月に松本~磯子間で運転された快速「ベイドリーム横濱号」の一葉券です。松本~八王子間は中央線で、八王子から横浜線・京浜東北線を経由して磯子まで運転されました。横浜市内の停車駅は新横浜・東神奈川・横浜・桜木町・石川町・磯子でした。なので、一番レアそうな石川町駅着にして「石川町(市内)」という一葉券にしました。

横浜(市内)

 意外と珍しいのがこの「横浜(市内)」です。横浜駅から200Kmを超えて運転され、指定席が連結されている列車は特急「サンライズ出雲・瀬戸」しかありません。個室の寝台券では一葉券で発券されないので、このように200Km以上の区間をノビノビ座席で利用する必要があります。


 昔話はこのへんにして本題に移ります。タイトルの通り九州では北九州市内を絡めた「スペースワールド(市内)」「朽網(市内)」という表記のきっぷが発券できます。

スペースワールド(市内)

 こちらは「スペースワールド(市内)」です。2列車乗り継ぎの一葉券で賑やかなきっぷです。

 現在、スペースワールドの跡地にできた「ジ・アウトレット北九州」の利用客向けに、主に土休日に特急「ソニック11号」がスペースワールド駅に臨時停車しています。その臨時停車と大分駅での特急料金通算特例を絡めて、南延岡着とすることで北九州市内の中心駅である小倉駅からの距離を201Km以上にして特定都区市内制度を適用させ「スペースワールド(市内)」を完成しています。

 とはいえ、残念ながら「スペースワールド(市内)」のきっぷは今年3月末での通算特例廃止によって発券できなくなっています。実際に試していた人をtwitterのタイムライン上で結構よく見ました。

朽網(市内)

 代わってこの4月から発券できるようになった「朽網(市内)」の特急券です。北九州空港アクセスの「朽網駅特急ルート」の設定に伴い、4月1日から日豊線・朽網駅に特急列車が上下5本ずつ停車するようになりました。

 そのうち下り1本が宮崎空港行きの特急「にちりんシーガイア5号」で、着駅を宮崎県内の駅にすれば小倉駅からの距離を201Km以上という特定都区市内制度適用の条件を満たすことができ、「朽網(市内)」というきっぷが発券できます。残り9本は「ソニック」なので条件を満たせず、この条件(列車)でしかできません。

 ちなみに現在の小倉~延岡間の「九州ネットきっぷ」の価格は6,020円です。「朽網(市内)」をやりたいがために「九州ネットきっぷ」より2,000円以上割高になるのを承知で一葉券を購入していますが、原券を3月31日に購入し後日乗車変更することで4月実施の運賃値上げの影響からは逃れています。

 こんな知識を知っていても何の役にも立ちませんが、知っているとちょっと楽しいかもしれません。まぁ趣味なんてそんなものの集合体だと思っていますが…。