続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

東京近郊区間が白馬まで広がる

 来年3月14日にSuicaが大糸線の信濃大町と白馬駅で利用できるようになることに伴い、タイトル通りのことが起きます。ホント勘弁してほしいです。

JR東日本ニュースリリース(2025年12月12日閲覧)

 昨日(12月12日)は来春のJRグループのダイヤ改正の概要が各社一斉に発表された日でした。JR東日本では赤枠の部分にダイヤ改正の概要が出ていたんですが、同じ日の下の紫枠の部分に本件のニュースリリースも出ていました。

 JR東日本はなぜかSuicaエリアの拡大と近郊区間の拡大を連動させます。でも、今回は信濃大町と白馬の2駅でSuicaが利用できるようになるだけなので、さすがに近郊区間の拡大まで連動させるのかな??と思ってニュースリリースの下の方を読んでみました。

2026年3月14日以降の東京近郊区間拡大の図
https://www.jreast.co.jp/press/2025/nagano/20251212_na02.pdf より抜粋)

 やられた...。私のわずかばかりの期待は見事に裏切られました。来年3月14日からSuicaが利用できるようになるのは信濃大町と白馬の2駅だけですが、大糸線・穂高~白馬間の全駅が東京近郊区間に組み込まれてしまいました。

来年3月14日から途中下車不可・当日限り有効になる乗車券

 東京近郊区間は直近で今年3月に篠ノ井線・長野および大糸線・穂高まで拡大しています。その際は約2年前の2023年6月のニュースリリースで予告されていましたが、今回は今年5月の予告から実施まで10ヶ月と短く、運賃値上げと一緒にサクッと実施しそうです。

 近郊区間は最短距離で運賃計算できるメリットはありますが、長距離利用する場合でも何Km乗っても乗車券が当日限り有効で途中下車不可になるので、個人的にはデメリットも相応に大きいと感じています。

 繰り返しますが、ICカード利用エリアの拡大と近郊区間の拡大という結び付ける必要のない2つの事象を屁理屈こねて結び付けているのはJR東日本だけです。「不可分な関係」などと無邪気に言い分を垂れ流している某ネットメディアに騙されてはいけません。

 JR西日本のICOCAエリア内で100Km以上移動する場合(大阪近郊区間で完結する場合を除く)、ICOCAであれば当日限り有効・途中下車不可ですが、きっぷであれば距離に応じた有効日数があり途中下車もできます。このようにJR西日本は利用者に選択の余地を残していますが、JR東日本はSuicaエリアと東京近郊を連動させることでSuica・きっぷどちらでも当日限り有効・途中下車不可になり利用者の選択肢を奪っています。

 そもそも近郊という概念は中心から一定の地理的・経済的に結びつきのある範囲内の地域を示します。JRの路線で「東京近郊」というと感覚的にローカルの直通列車がある100Kmチョイの範囲で、駅で言うと伊東・甲府・前橋・宇都宮・水戸あたりまでです。長野や白馬、福島県のいわきまで「東京近郊」に一括りするのはさすがに横暴です。

www.imadegawa075.net

 今まで散々東京近郊区間の拡大には文句を言ってましたが、「週末パス」があったので土日に利用する分にはまだ我慢できました。しかし、それすら6月末で発売終了してしまったのでどうしたものかなぁ...と思っています。

 Suicaの利便性は決して否定しませんが、こうして利用者の自由な選択肢が奪われ続けるとJR東日本を利用するのが正直嫌になります。外国人観光客と「大人の休日」だけが客ではありません。