はやて385号
◆種別:新幹線
◆区間:東京~新青森
昨年11月3連休初日(11月1日と22日)に東北新幹線・東京~新青森間で「はやて385号」が運転されました。この列車は2つの点で特徴的な列車でした。
①6年半ぶりの東京始発はやて
かつては東北新幹線速達タイプの列車として運転されていた「はやて」ですが、E5系の「はやぶさ」が登場してからは本数を減らし、2019年3月のダイヤ改正で東京始発はなくなり、現在は盛岡・新青森~新函館北斗間の2往復に削減されています。
それが今回臨時列車ながら久しぶりの東京始発の復活となりました。
②初の宇都宮停車はやて
「はやて」「はやぶさ」は速達タイプの列車なので大宮~仙台間はノンストップ運転ですが、「はやて385号」は初めて宇都宮に停車しました。宇都宮から盛岡以北の八戸・新青森まで乗り換えなしで行ける列車も初めてです。
11月の「はやて385号」のダイヤは以下のような感じでした。前後の「はやぶさ」と「やまびこ」は参考情報です。
| はやぶさ 19号 |
はやて 385号 |
やまびこ 59号 |
|
|---|---|---|---|
| 東京 | 11:20発 | 11:28発 | 11:36発 |
| 大宮 | 11:45発 | 11:53発 | 12:01発 |
| 宇都宮 | レ | 12:17発 | 12:30発 |
| 郡山 | レ | レ | 12:58発 |
| 福島 | レ | レ | 13:17発 |
| 仙台 | 12:53発 | 13:10発 | 13:38発 |
| 古川 | レ | 13:24発 | 13:51発 |
| 一ノ関 | レ | 13:43発 | 14:13発 |
| 北上 | レ | 14:04発 | 14:31発 |
| 盛岡 | 13:32着 13:37発 |
14:19着 14:20発 |
14:50着 = |
| いわて沼宮内 | 13:49発 | レ | ー |
| 二戸 | 14:02発 | レ | ー |
| 八戸 | 14:14発 | 14:49発 | ー |
| 七戸十和田 | 14:27発 | レ | ー |
| 新青森 | 14:43着 | 15:14着 | ー |
「はやて385号」は東京を8分先発した「はやぶさ19号」に盛岡到着時点で47分差つけられていますが、八戸以外は通過することで新青森到着は31分差に詰めています。また、東京を8分後発の「やまびこ59号」とは宇都宮で13分差に広げ、盛岡到着はさらに31分差に広げています。
停車駅的には「はやて385号」は「はやぶさ」でも良かった気がしますが、そうなると宇都宮発着の加算料金を新たに設定しなければならなくなるため、単発モノの臨時列車のためにそこまではしなかったのかなと推測しています。

宇都宮駅の「はやて385号」の発車案内表示です。宇都宮駅の東北新幹線の歴史上でこうして列車名に「はやて」が表示されるのも、停車駅に八戸が表示されるのも、行き先に新青森が表示されるのも初めてだと思います。


宇都宮に初めて停車する「はやて」の写真を撮りに来た人も結構いましたが、車両は普通にE5系10両編成でした。外観だけでは「やまびこ」や「なすの」との違いは分かりません。行先表示も宇都宮停車であることは分かりません。
乗る人もソコソコいましたが、「やまびこ」を利用する感覚で宇都宮駅で降りた人の方が多かったように見えました。

宇都宮停車中の車内ドア上の案内表示には「はやて385号 ただ今 宇都宮」と表示され、「はやて」が宇都宮に停車していることを記録できました。

私は宇都宮から一ノ関まで乗車しました。「やまびこ」だと2時間程度かかるところを「はやて」だと1時間20分ほどで済んでいます。これだけ短縮されると「遠い」というイメージが払拭され「思ったより遠くない」というイメージに変わると思います。
今回の「はやて385号」は連休に宇都宮近辺から北東北へ行く観光客を目当てに設定されたと聞いています。2月3連休初日の21日にも運転される予定です。一ノ関での後続の「はやぶさ57号」の通過待ちがなくなり、北上以北のダイヤが↑の時刻表から10分ほど繰り上がり、宇都宮~盛岡間でも2時間を切ってますます体感的に近くなると思います。
私は40%引きの株主優待割引を利用しましたが、「えきねっと」で宇都宮~盛岡・八戸・新青森間のこの列車専用の「トクだ値25」も設定され、JR東日本のやる気を感じました。ひょっとしたら今後も不定期で設定されるのかもしれません。