特急「南紀」は通常時は2両編成で、多客期は4両に増結されることがあります。以前はグリーン車込みの3~6両編成だったんですが、コロナ禍の2020年11月に2両編成が登場しグリーン車の連結もなくなっています。

コロナ禍が明けてから「ひだ」が概ね4両以上で運転されているのに対し、「南紀」はこんな感じでモノクラスの2~4両という寂しい状態が続いています。

2両編成の時は自由席と指定席が1両ずつで、4両編成の時は1両自由席で3両指定席でしたが、昨年10月から1両しかない自由席車両の一部をさらに指定席化しています。自由席と指定席を区別すべく枕カバーに「指定席」と表示されるようになっています。
編成を図にすると↓のような感じです。
【2025年9月30日まで】
| 1 | 2 |
|---|---|
| 自 | 指 |
| 1 | 2 | 3 | 4 |
|---|---|---|---|
| 自 | 指 | 指 | 指 |
【2025年10月1日以降】
| 1 | 2 | |
|---|---|---|
| 自 | 指 | 指 |
| 1 | 2 | 3 | 4 | |
|---|---|---|---|---|
| 自 | 指 | 指 | 指 | 指 |
おそらく指定席の供給数を増やすために実施したと思いますが、本来であれば車両を増結して対応すべきです。しかし、キハ85系からHC85系へ置き換えた際に車両の保有数を80両から68両に減らした上に、車両を「ひだ」に優先して投入されているフシがあり、「南紀」の増結までなかなか回らない状態です。


自由席が一部指定席化されて以降の「南紀」1号車の車内外の表示です。いずれも「自由席」と表示されていますが、1号車が全部自由席ではないので「一部指定席」もしくは「一部自由席」という表示に修正すべきだと思います。

車内はこんな感じでした。上の掲示のイメージと同じで指定席の座席の枕カバーに「指定席」と大きくプリントされ一目で区別がつく状態でした。


1号車40席のうち1番~6番の24席が自由席で7番~11番が指定席となっています。うち10・11番の4席は車椅子対応席なので実質増えた指定席は12席です。
たった12席増ならやってもやらなくてもあまり変わらないんじゃないかなという気がしなくもないですが、「南紀」の車内で熊野古道あたりを回ってきたっぽい外国人客を結構見かけたので、「南紀」の指定席の需要は私が思っている以上に高いのかもしれません。

この話を知った時の第一印象は「なんかJR四国みたいだなぁ...」と感じました。JR四国の特急列車は2両編成のものが珍しくありません。上の写真の「宇和海」も2両編成で、1両は自由席で残り1両のうちの一部(4席×7列=28席)を指定席にし枕カバーの色を変えて区別しています。「宇和海」の場合は自由席がメインで指定席の方が少ないですけどね。
特急列車の短編成化が進むとこういうのも珍しくなくなるのかもしれません。