イブニングウェイ
◆種別:特急
◆区間:仙台→小牛田・石越
特急「イブニングウェイ」は昨年7月から毎週金曜日に仙台~小牛田・石越間で運転されている通勤特急列車です。最近都市部では帰宅時の着席需要に対応するような列車が多く設定されており、それを仙台でもということで設定されたんだと認識しています。

2005年12月から毎週金曜日に仙台~原ノ町間で「常磐ホームトレイン」という定員制のホームライナーが運転されていました。仙台に停泊する特急「スーパーひたち」の651系を間合い運用で利用していました。しかし、定着せず利用が芳しくなかったようで1年半も経たない2007年3月で運転を終えています。
仙台地区で金曜限定の通勤特急を運行すると聞いて、まずは「常磐ホームトレイン」のことが思い浮かびました。仙台圏は首都圏や近畿圏よりも格段に都市圏が小さく、わざわざ通勤ライナー的な列車を走らせるほどの需要があるのかな?というのが気になりました。東北線の利用客も鹿島台から先は大きく減っていた印象もありました。
ダイヤは以下のような感じで下り列車のみ設定されています。
| 1号 | 3号 | |
|---|---|---|
| 仙台 | 18:15発 | 20:34発 |
| ↓ | ↓ | |
| 鹿島台 | 18:42発 | 20:59発 |
| 松山町 | 18:47発 | 21:04発 |
| 小牛田 | 18:51着 == |
21:08着 21:09発 |
| 田尻 | 21:15発 | |
| 瀬峰 | 21:20発 | |
| 梅ヶ沢 | 21:24発 | |
| 新田 | 21:29発 | |
| 石越 | 21:36着 |
1号・3号ともに小牛田では陸羽東線と石巻線への接続が考慮されています。また、仙台~鹿島台間はノンストップで鹿島台から先は各駅停車です。かつて鹿島台・小牛田・瀬峰・石越駅には急行列車が停車していた歴史がありますが、それ以外の駅に優等列車が停車するのはおそらく初だと思います。

車両は小牛田統括センターのキハ110系のレトロラッピング車両です。もともと急行「陸中」→快速「はまゆり」で使用されていた車両でリクライニングシートが付いています。

キハ110系が特急運用に入るのも特急「秋田リレー号」以来約28年ぶりだと思います。そのため、「特急」の種別幕もこのために用意されたと聞いています。
車両は小牛田から仙台に送り込まれて1号で小牛田到着後、再度仙台に回送され3号の運用に入り、石越到着後は小牛田に回送しています。本当は1号が石越行きで3号が小牛田行きの方がいいように思いますが、回送距離が長すぎると運転間隔が開きすぎててしまうため、現状のダイヤにならざるを得ないようです。


私は運転開始間もない昨年7月に3号に乗車しました。物珍しさも手伝ってか2両編成の窓側がだいたい埋まる程度の乗車率でした。鹿島台・松山町での下車はほとんどなく小牛田で半分以上が降りました。石越まで乗り通したのは10人くらいでほとんどが鉄ヲタでした。

特急料金はA特急料金が適用され、さらに指定料金が上乗せされるので、普通に買うと新幹線自由席並みの価格になります。
| 50Kmまで | 100Kmまで | |
|---|---|---|
| 正規料金(通常期) | 1,280円 | 1,730円 |
| チケットレス(通年同額) | 640円 | 860円 |
そこはJR東日本もちゃんと考えていて、「イブニングウェイ」運転を機に「えきねっと」の「在来線チケットレス特急券サービス」が設定され、定価のおよそ半額で乗れる仕組みが導入されています。
短命に終わった「常磐ホームトレイン」の記憶があるので「イブニングウェイ」は大丈夫かな?と思って生温かく様子を見ていますが、先日発表された春臨(3月~6月)に掲載されていたので6月までは大丈夫そうです。実は私が心配するまでもなく意外と利用好調なんですかね?