続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

しおかぜ・南風全車指定席化へ

 3月19日のJR四国と西日本連名のプレスリリースで特急「しおかぜ」「南風」を来年春から全車指定席とすることを発表しました。JR四国の特急列車はいわゆる「ものがたり列車」以外は全て自由席があります。ついに特急列車の全車指定席化の魔の手が四国にも及んだかと思いました。

しおかぜ29号(8600系):岡山駅 2021/5/14

 ただ、違和感もありました。「しおかぜ」は全車指定席化されるものの、高松発着で宇多津〜松山間で併結される「いしづち」には自由席が残ります。また、「南風」と同じ土讃線を走る高松発着の「しまんと」についてはそもそもどうなるか情報が出ていません。都市間連絡特急の指定席供給数を増やすという目的だけであれば「いしづち」「しまんと」も同時に全車指定席化するはずです。

南風25号:岡山駅 2023/3/20

 ここからは完全に私の推測ですが、JR西日本は来年春のダイヤ改正のタイミングで自社管内を走るすべての在来線特急を全車指定席化するつもりで、本州連絡で岡山まで乗り入れる「しおかぜ」「南風」については早々にJR四国と話を纏めてこのタイミングの発表になったんだと見ています。

 片や四国管内完結は指定席を増やさなければいけないほど切羽詰まった状況ではないので、未発表の「しまんと」も含め他の列車は多少指定席を増やすことはあっても自由席は残すんじゃないかと踏んでいます。

お蔵入りする予定の自由席特急券

 「しおかぜ」「南風」の全車指定席化によってなくなる岡山絡みの自由席特急券を集めてみました。私は50Km以内の近距離でなければ指定席を利用することが多いのであまり手持ちがありませんでした。一番上の岡山~児島間の特定特急料金は2023年3月末で廃止され、通常のA特急料金と同額(760円)になっています。

 全車指定席化によって気になるのが近距離利用客の救済です。地方路線では普通列車の本数が少ないため、近距離の特急料金を割安に設定することで特急列車が近郊輸送を行っている事例が多々あります。単純に指定席料金が上乗せされると割高になるため、特定料金やトクトクきっぷなどで救済することは必要だと思います。

www.imadegawa075.net

 JR四国では「しおかぜ」「南風」の近距離区間での指定席利用促進策として、以前発売していた「お手軽南風チケットレス」の後継商品である「トク特南風チケットレス」の継続と、予讃線の多度津~松山間の50km以内の区間を格安で利用できる「トク特しおかぜチケットレス」を来年3月末まで発売します。これは近距離の特急利用客の救済として「しおかぜ」「南風」が全車指定席化されて以降も発売継続して欲しいと思います。

しおかぜ・いしづち8号(リニューアル前の8000系):予讃線・丸亀駅 2021/11/15

 「しおかぜ」「いしづち」で使用されている8000系は2023年12月からリニューアル工事を進めています。リニューアル前の8000系の座席は指定席と自由席でだいぶ差があるので、同じ料金払っても不公平が生じないよう全車指定席化実施までには全編成でリニューアル工事を完了しておいてほしいものです。