相馬野馬追号
◆種別:特急
◆区間:品川~原ノ町
相馬野馬追は南相馬市周辺を中心とする福島県相馬地方で開催される3日間のお祭りです。以前は毎年7月に開催されていましたが、暑さ対策のため一昨年から5月開催に前倒しされています。今年は5月23~25日に開催されます。

祭りのハイライトは2日目(日曜日)で、約400騎の騎馬甲冑武者が南相馬の市中を行軍し、人馬が一体で駆け抜ける「甲冑競馬」と空に打ち上げられた神旗を数百の騎馬武者が奪いあう「神旗争奪戦」が相馬野馬追のメインイベントです。

相馬野馬追の2日目(5月24日)に合わせて首都圏からのアクセス列車として品川・東京~原ノ町間で特急「相馬野馬追1~4号」が運転されます。また、宮城県内からのアクセスも考慮して特急「ひたち12・13号」が亘理・岩沼の両駅に臨時停車も実施します。
今年の「相馬野馬追1~4号」と近辺の「ひたち」のダイヤは以下の通りです。
| 下り | 上り | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 相馬野馬追 1号 |
相馬野馬追 3号 |
ひたち 3号 |
相馬野馬追 2号 |
ひたち 22号 |
相馬野馬追 4号 |
|
| 品川 | 06:06発 | 06:52発 | 07:43発 | 18:31着 | 18:52着 | == |
| 東京 | 06:15発 | 07:00発 | 07:52発 | 18:21着 | 18:44着 | 19:05着 |
| 上野 | 06:22発 | 07:07発 | 08:00発 | 18:14着 | 18:37着 | 18:58着 |
| 柏 | 06:43発 | 07:27発 | 08:28発 | 17:51着 | レ | 18:39着 |
| 土浦 | 07:05発 | 07:51発 | 08:50発 | 17:28着 | レ | 18:15着 |
| 水戸 | 07:34発 | 08:21発 | 09:19発 | 16:56着 | 17:26着 | 17:46着 |
| いわき | 08:31発 | 09:23発 | 10:25発 | 15:52着 | 16:16着 | 16:48着 |
| ↓ | ↓ | ↓ | ↑ | ↑ | ↑ | |
| 原ノ町 | 09:28着 | 10:22着 | 11:31着 | 14:50発 | 15:12発 | 15:50発 |
| 東京~原ノ町 所要時間 |
3時間13分 | 3時間22分 | 3時間39分 | 3時間31分 | 3時間32分 | 3時間15分 |
「相馬野馬追号」の停車駅はここに記載しただけで、「ひたち」が全列車停車する勝田・日立・湯本は通過します。こうして停車駅を削っているため「相馬野馬追号」は1日限りの臨時列車であるにも関わらず、「ひたち」より所要時間が短いことが分かるかと思います。

私が昨年相馬野馬追に行った帰りに利用した「相馬野馬追2号」の特急券です。この列車に間に合わせるために神旗争奪戦を途中で切り上げてきました。祭りのプログラムがスケジュールの30分遅れだったのもありますが、2号の発車時刻が早すぎると感じました。今年は35分繰り下げられているので多少は余裕があると思います。
首都圏から日帰りで相馬野馬追2日目の甲冑競馬と神旗争奪戦を楽しむには「相馬野馬追3号」で行って、余裕を見て「ひたち22号」か「相馬野馬追4号」で帰るのがちょうどいいと思います。市中行軍から見たいのであれば「相馬野馬追1号」に前倒せばギリギリ間に合います。
ちなみに「相馬野馬追号」は着席サービスの特急料金ではなく通常のA特急料金が適用されるため、品川・東京・上野・柏・土浦~原ノ町間の特急料金が2,950円となり、「ひたち」の2,550円と比べて400円割高になっているので注意が必要です。
私は大学1年の時以来昨年久しぶりに相馬野馬追を見に行きました。前日に仙台で野球観戦して仙台に宿泊し、翌朝の「ひたち12号」で南相馬市に入りました。
前回は山の斜面に思い思いに敷物や新聞紙を敷いて観覧しましたが、昨年行った際はそのエリアがほとんど有料エリアとなっていて、狭い無料エリアは立錐の地がないぐらいに混んでいました。とにかく観覧する場所を確保するのに苦労し、ジプシーのように動いていました(心配なら観覧席のチケットを仕込んでおいた方がいいと思いますが、もう売り切れていると思います)。

驚いたのは祭りの「ガチ」っぷりです。甲冑武者の祭りと言ってもどこか現代の要素が見え隠れしますが、極力そういう要素を出さないようにしていて、まるで時代劇をリアルで見ているかのようでした。

甲冑競馬の前に南相馬市長の挨拶もあったんですが、市長が武者姿で壇上に現れ、馬に乗って退場する姿はそこまでやる(やらせる?)のかと軽い感動を覚えました。

個人的には甲冑競馬は絶対見た方がいいと思います。立ち見で柵に近いところで見たせいもありますが、甲冑武者が旗指物を指して馬に乗って疾走する姿は圧巻でした。私は昔競馬をやっていたので競走馬が走る姿は見慣れていましたが、これはすごい迫力だなと感動しました。当地出身の元カノノが自分の出身地の祭りを自慢していたのをふと思い出したりしました。
今年はスケジュールの都合で行けませんが、来年はちゃんと事前に観覧席を仕込んで参戦しようかと考え中です。