JR北海道は3月27日に「学園都市線一部駅における『きっぷ販売のセルフ化』(みどりの窓口営業終了)について」というプレスリリースを発表しました。
ここで言う一部駅の対象は八軒・新川・新琴似・篠路・拓北・あいの里教育大の6駅で、これら6駅のみどりの窓口を4月末で閉鎖し、「話せる券売機」に移行するとのことでした。これで学園都市線は当別以外のみどりの窓口はすべて閉鎖されることになりました。
ただし、無人化はせずに業務委託の改札要員は引き続き残すとのことです。これまでJR北海道では無人化をせず改札要員は残したままでみどりの窓口を閉鎖した事例はなかったので、これは目新しい印象があります。
閉鎖前のみどりの窓口と「話せる券売機」の営業時間は以下の通りです。
| みどりの窓口営業時間 | 「話せる券売機」営業時間 | |
|---|---|---|
| 八軒 | 07:15~18:00 | 05:15~最終列車 |
| 新川 | 07:15~18:00 | 05:15~最終列車 |
| 新琴似 | 07:00~20:00 | 05:30~最終列車 |
| 篠路 | 07:00~20:00 | 05:40~最終列車 |
| 拓北 | 07:00~20:00 | 05:30~最終列車 |
| あいの里教育大 | 07:00~20:00 | 05:30~最終列車 |
「話せる券売機」の営業時間の時間は機械が稼働している時間で、オペレーター対応時間は06:00~23:00です。オペレーター対応を08:00~20:00としているJR東日本やJR西日本(一部例外あり)と比べるとはるかに長いのは評価できます。
JR北海道の「話せる券売機」は2019年1月から投入されましたが、他社のようなみどりの窓口の閉鎖の代替ではなく、みどりの窓口は残したままで複数ある窓口の削減や窓口営業時間短縮に使われていました。かつて夜遅くまで開いていた当別駅や深川駅のみどりの窓口は今では夕方で閉まっています。

今回の閉鎖対象となった6駅では5年前の2021年3月から4月にかけて「話せる券売機」は設置済みで、窓口を経由せず最初から券売機を利用している人も多々いました。なので、利用者側もそれなりに慣れていて、みどりの窓口を閉鎖しても影響は少ないだろうという判断に至ったんだと思います。


4月末にみどりの窓口が閉鎖された駅の一つである拓北駅は札幌市北区にあります。拓北という地名は今はなき北海道拓殖銀行から由来するそうです。周辺の宅地化の進展により1967(昭和42)年に途中開業した駅で、開業当初は東篠路駅を名乗っていました。住民の要望により1995(平成7)年に地名に合わせた拓北駅に改称されました。


6年間での窓口周りの変化が分かる写真がありました。2020年時点では近距離券売機が設置されていましたが、2021年に近距離券にも対応した「話せる券売機」に置き換えられ現在のような状態になっています。その間に窓口上のみどりの窓口の表示も「話せる券売機」に貼り変えられています。また、2020年の券売機上の運賃表には北海道医療大学から先の区間も残っています。

6年前には札沼線廃止区間に絡む乗車券を買っていました。なぜここでこれを買ったかは思い出せませんが、このきっぷを買った後にコロナ禍の緊急事態宣言が発出され廃止が4月に繰り上げられたため、結果的に札沼線廃止区間で利用した最後のきっぷになってしまったものでした。

今回6年ぶりの再訪だったので入場券を含め少々買いものをしました。端末は6年前と同じMR52型で、見た目は何も変わりませんでした。
JR北海道のマルス端末はMR52型からMR52N型への置き換えが始まっています。今後、既存のMR52型をMR52N型へ置き換えるか、置き換えをせずに「話せる券売機」に委ねるかの選別が行われていくものと思われ、今後札幌圏を中心に『きっぷ販売のセルフ化』が進んでいきそうな感じがします。