続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

JR九州「ど~ぞ」終了

 JR九州のオペレーター対応の指定席券売機(いわゆる「アシストマルス」)である「ど~ぞ」が3月末でオペレーター対応を終了し、ただの指定席券売機になった模様です。HPの記載も消えています。

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 「ど~ぞ」はコロナ禍の真っ最中の2020年3月に鹿児島線の笹原・春日・水城の3駅に初めて設置されました。これはJRグループでは最後発での設置でした。

 コロナ禍でとかく非対面・非接触が持て囃された中で「アシストマルス」と呼ばれる端末の設置数は他社でどんどん増えていました。JR九州でもそのうち増えるんだろうなと思っていましたが、増えることはありませんでした。

 JR四国はJR西日本子会社に「アシストマルス」のオペレーター業務を委託しています。上場会社であるJR九州はそれに乗っかるわけにはいかず、おそらく自社で対応していたと思います。「ど~ぞ」対応をするためのオペレーターを用意しているのに、設置台数を増やさないのは効率が悪いしもったいないなと感じていました。

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 その後2022年3月に管内の約40駅の有人窓口を閉鎖した時ですら新たに「ど~ぞ」が設置された駅はなく、JR九州が「ど~ぞ」を増設する気がないのが鮮明になりました。そして今年3月末でオペレーター対応を終了してしまいました。


 5月下旬に北九州の嫁実家の用事と福岡ドームでの野球観戦のついでに、「ど~ぞ」が設置されていた鹿児島線・笹原駅に行ってみました。

笹原駅の指定席券売機 2026/5/23

笹原駅の指定席券売機(券売機部分を拡大) 2026/5/23

 笹原駅の指定席券売機です。端末はMV50型のままですが、画面左側の受話器が付いていた部分は不自然なカバーで覆われ、端末右側の読み取り台は塞がれています。端末をオペレーター非対応端末に交換したわけではなく、端末はそのままでオペレーター対応に関する機能を使用停止しただけっぽいです。

 また、「ど~ぞ」があった頃は券売機の背面が赤色でしたが黄緑色に変わっています。

初期画面 2026/5/23

 指定席券売機の初期画面です。右下にあったオペレーター呼び出しボタンがなくなっています。ついでにマルス様式の入場券も買えなくなっています。

笹原駅MV50

 発売箇所表記は「笹原駅MV50」となっています。「ど~ぞ」の頃は「笹原駅AMV50」でした。「ど~ぞ」の終了によってJR九州からAMVという発売箇所表記がなくなったことになります。

before

after

 エドモンソン券では入場券が購入できます。日付下の端末の番号は6293のままでした。端末が同じであればここは変わらないと思います。

 JR他社では窓口閉鎖や営業時間短縮の代替手段として「アシストマルス」の設置を増やし続けています。人手不足の問題は早晩顕在化したでしょうから、コロナ禍がなくてもこの流れは止められなかったと思います。有人窓口の方が便利ですが、客側もこの業界に限らず人手不足問題の認識が共有されつつあるので、不便は感じつつも遠隔のオペレーター対応でも受け入れられる下地は整っています。

 しかし、JR九州はJRグループで最後発でオペレーター対応を始めたにも関わらず、たった6年で止めるという驚きの経営判断をしました。金輪際オペレーター対応をやらないのか、体制を見直したうえで再開するのかは分かりません。でも、現状ではオペレーターの費用をケチってサービスを切り捨てた印象は拭えません。

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 悪口を書いたらキリがないですが、個人的にはJR九州はJRグループで最低の販売体制の会社だと思っています。JR九州が上場する前あたりからこれまでやってきたことは合理化ではなく、後先考えない単なるコストカットです。

 6月25日の社長会見で「鉄道アップデート計画(第1弾)」というリリースを行い、昨年4月の運賃値上げで得た原資の使い道を発表しました。第1弾は車両更新の話が中心でした。おそらく今後第2弾以降が発表されるでしょうから、少しは販売体制のテコ入れにも使って欲しいなと感じています。