あかべこ
◆種別:特急
◆区間:郡山~喜多方
4月から6月まで開催していた「ふくしまデスティネーションキャンペーン」(ふくしまDC)の期間中の平日に郡山~喜多方間で特急「あかべこ」という全車指定席の特急列車が運転されました。この区間で特急列車が運転されるのは久しぶりのことです。


ただし電車が充当された過去の特急列車とは異なり、快速「はまゆり」に使用されていたリクライニングシート装備のキハ110系でした。パイプ型のスカートが特徴的な車両です。
もともと磐越西線・会津若松~喜多方間は電化されていましたが、2022年3月のダイヤ改正で非電化となり電車の乗り入れができなくなっています。2枚目の写真を見てわかるとおり、喜多方駅構内の架線も撤去されています。なので、郡山~喜多方間の直通列車を設定するには気動車が必要でした。
気動車で特急料金を徴収するにふさわしいリクライニングシートがある車両ということでキハ110系に白羽の矢が立った形です。このキハ110系は1990~91年製造の初期の車両なので「はまゆり」の運用離脱後は廃車になるのか危惧しましたが、思わぬ形で生き延びた感です。

ダイヤは以下の通りです。上りも下りも郡山~会津若松間の所要時間は普通列車とあまり変わりません。むしろ電車を使用する快速列車との比較では快速列車の方が少し速いぐらいです。
【下り】
| 郡山 | 会津若松 | 喜多方 | ||
|---|---|---|---|---|
| 普通 | 09:15発 | → | 10:31着 | == |
| あかべこ号 | 10:02発 | → | 11:11着 11:16発 |
11:30着 |
| あいづ1号 | 10:15発 | → | 11:21着 | == |
【上り】
| 喜多方 | 会津若松 | 郡山 | ||
|---|---|---|---|---|
| 快速 | == | 15:30発 | → | 16:35着 |
| あかべこ号 | 15:34発 | 15:54着 15:59発 |
→ | 17:08着 |
| 普通 | == | 16:21発 | → | 17:35着 |
個人的には所要時間よりも下りの「あかべこ号」が快速列車と近い時間帯に設定したことの方が気になりました。もう15分ぐらい前にずらした方が間隔が整うと思います。
この列車の運転は「ふくしまDC」の期間中のみだと思っていたので、5月の平日に有休を取って乗りに行ってきました。でも、夏臨でも秋臨でも設定があり、思いのほか長く運転されています。ほとんどが郡山~会津若松間の乗車で、会津若松~喜多方間の乗客は多くなかったように見えました。

郡山~会津若松・喜多方間の「あかべこ号」の特急料金は普通に買うと通常期で1,480円します。6月末までの「ふくしまDC」期間中は「えきねっと」で35%割引・960円で利用できる席数限定の「在来線チケットレス特急券(トク割)」が発売されていました。
夏臨では35%割引のトク割の設定がなくなり、100円引きの「在来線チケットレス特急券」になっています。秋臨からは「在来線チケットレス特急券」の100円引きがなくなり、チケットレスでも定価と同額になっています。
私の近くに乗り合わせていたおばちゃんグループが「会津若松駅の窓口で快速列車との差額が1,500円ぐらいと聞いて特急券買って乗ったけど、快速列車と大して(所要)時間が変わらないのに一人1,500円も高くなっていてびっくりした。3人で1,500円だと思ってた」と大声で話していて笑っていました。
会津若松駅の案内も不正確だったとは思いますが、料金不要の快速列車と所要時間が大差ないのに1,480円の加算は高いという感覚は理解できます。最近のJR東日本はいろいろと世知辛いですが、トク割ぐらいは残しておくべきだったんじゃないのかなと感じます。