能生駅感熱POS化+
JR西日本のPOS端末は転写印字です。秋ごろから端末はそのままでプリンタだけを感熱仕様に置き換えたものが出現しました。端末を置き換える金はないけれど、プリンタを感熱化すれば印字や機械のメンテナンスコストは下がります。プリンタは置き換えてもペイできるとの判断なんでしょう。
北陸線・能生駅は三駅しかない新潟県のJR西日本の有人駅の一つです。POS端末があることは知っていたんですが、感熱プリンタへの置き換えは関西地区からで、北陸地区はもっと先のことだと思っていました。しかし、POS端末に水色のパネルの真新しいプリンタが接続されているのを見て、嫌な予感がしました。
帰りの実乗用の乗車券を購入しました。嫌な予感は見事的中し、感熱化されていました。やはり変わったのはプリンタだけで、きっぷの様式や発売箇所表記には全く変わりありませんでした。JR西日本の感熱POS券は私の手持ちで初モノとなりました。
(南小谷駅使用済印)
このきっぷの使用後は大糸線・南小谷駅で使用済印を押されました。JR東日本長野支社で導入されている絵柄入りの使用済印です。微妙に不鮮明なため「塩の道」というのぼりはわかるんですが、鳥のような絵柄の正体がわかりません。せっかくの絵柄の使用済印なのにこれでは台無しです。気になったので、家に帰ってから鳥の絵柄について何か手がかりがないか調べてみました。笠のところに「たりたり」と書いてあるようなので検索してみたところ、南小谷駅がある長野県小谷村のキャラクターだということがわかりました。
そのHPによるとこの「たりたり」というキャラクターは『小谷村から全国へ様々な情報発信をするために制定したもの』だそうで、名前は村内の中学生から募集をかけて決定したそうです。村民が非営利目的で使うのであれば誰でもOKだそうで、南小谷駅=村内の事業者という解釈で使えているんでしょう。図柄のどこかに「たりたりOTARI」と入れなければならないそうです。「塩の道」ののぼり+笠のバージョンは「春たりたり」なんでしょうね。