あやめ91・92号
◆種別:特急
◆運転区間:新宿~鹿島神宮
かつては特急「あやめ祭り」号として別の愛称でこの時期に運転されていましたが、最近は定期列車の「あやめ」の臨時便扱いで運転されています。ただし、定期の「あやめ」が通勤輸送向けで鹿島線内は普通列車で運転されるのに対し、こちらは行楽客向けで全区間特急列車として運転されました。
(成田線・佐原)
今年は新宿~鹿島神宮間でJR東日本幕張車両センター所属の183・9系を用いて運転されました。今年3月のダイヤ改正で定期運用を失い、専ら団体輸送や臨時列車での運用となっています。それでも過剰なため一部編成は廃車になっています。なお、2年前にはあった大船発の設定はありませんでした。
写真は成田線・佐原駅で撮影したものです。正面の幕は「特急」という素っ気ないものになっています。せっかくの183・9系だったので「あやめ」の絵幕だったらヲタ的にはうれしかったんですが…。この183・9系は今でこそ幕張所属ですが、元々房総特急で活躍していた車両ではなく、廃止や新型車投入で余剰となった長野や松本から転属してきた流れ者です。なので、そもそも「あやめ」の絵幕は入っていなかったのではないかと推測しています。
佐原や潮来は何回か行ったことがありますが、あやめの季節でもあり久々にまた行ってみようと思い立ちました。往復ともこの列車に乗車しましたが、パックツアーが組まれていたせいもあり指定席は一週前の時点で満席で、グリーン席で辛うじて空席があるという状態でした。でも、編成は↓のような設定で、指定席の設定が少なすぎた印象はありましたが…。
<あやめ92号>
(←新宿)自・指・指・グ・自・自・自・自・自
結局、行きは自由席で帰りはグリーン車を利用しました。行きの自由席は6~7割の乗車率でした。この車両のグリーン席の配列は2-1列なので、C席は1人掛けの窓側です。最近のJR東日本の特急型車両はグリーン席でも普通席と同じ2-2列なので、この座席は古いながらも広々としてお得感がありました。
ちなみにこの日は東京メトロ副都心線の開業と重なり首都圏の鉄ヲタはそちらに流れたようで、かなり少なめでした。私はこの日に副都心線は行きませんでした。