中部天竜駅入場券
飯田線・中部天竜駅構内には佐久間レールパークがあります。かつてここにあった中部天竜機関区の跡地や施設を利用して、平成3年に開業しました。おもにJR東海管内を走っていた列車が屋外に展示してあります。開園は基本的に土曜休日と学休期間で、冬場は閉鎖されます。私も開業初年の夏も含め3~4回行ったことがあります。
開業後しばらくは臨時列車を走らせたりして熱心に集客を行っていた記憶がありますが、平成10年ごろからそういった動きもめっきりなくなり、ほぼ放置プレイ状態だった印象があります。アクセスが便利でないこともあり、人気が少なくまったりしていました。
その佐久間レールパークが今年11月1日で閉園されることになりました。JR東海が美濃太田車両区や浜松工場に保管している車両を名古屋港に集めて「JR東海鉄道博物館」を建設するという構想があって、佐久間レールパークの展示車両もそこへ集められることになりました。構想図を見た感じでは屋内保存されるようなので、野ざらしになっていた保存車両にとっても良かったのかなと思います。まぁ発展的解消と言った感じでしょうか。
佐久間レールパークに入るには中部天竜駅で入場券を購入するか、有効な乗車券を所持している必要があります。
中部天竜駅では台紙付きの入場券を発売していました。入場券と言っても前出しした普通のマルス券ですが、台紙はデザインが月変わりになるようです。見てのとおり5月はオハ35系でした。台紙の裏には通番も押されています。どうせなら入場券も硬券や一時期発売していた常備軟券なんかがあればいいと思うんですが…。
それにしても、JR東海は快速「佐久間レールパーク」号を走らせたりリピーター確保のためにポイントカードを始めるなど、佐久間レールパークの閉園関連のイベントについて近年になく妙に熱心です。ヲタ的には楽しみが増えてうれしくもあるんですが、以前の冷淡な扱いからの豹変ぶりはなんなんでしょうか。