続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

三才

三才駅

 信越線に「三才」という駅があります。駅名のユニークさから親子連れ(子供はだいたい幼児)がよく訪れて、駅名板の前で記念撮影しているのを見かけます。私は今まで通りかかったことしかありませんでしたが、先日長野へ行った際にちょっと時間があったので降りてみました。

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 駅は住宅街の中にあるごく普通の駅で、近所には女子大と病院があるようです。利用客はやけに中高生が多かった印象があります。委託駅ながらみどりの窓口もあります。なお、三才駅を含む信越線・長野~直江津間は平成26年に北陸新幹線が金沢まで延伸される際に、何らかの形でJRから分離される予定です。

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 使用済印は長野支社オリジナルの絵柄のものが用意されていました。特に周囲に名所があるわけではないようで、駅名板をデザインした簡素なものです。まさか三才駅にまで置いてあるとは思いませんでした。長野支社の使用済印は本腰入れて集めてみたくなります。窓口では「三才駅記念入場券」というものを発売していたので興味半分に買ってみました。

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 ご丁寧に台紙付きの硬券入場券でした(クリックすると拡大します)。大人と小児のセットで210円でした。

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 入場券はB型で、以前紹介した「仙台・宮城DC記念入場券」とほぼ同じです。自動改札云々の注意書きはない代わりに小児の裏面には「寿」、大人の裏面には「祝」という赤い文字が印刷されています。昔のものに忠実に作られている印象があり好感が持てますが、大変残念なのは三才駅にダッチング(日付印字機)がないことです。なので無日付で売らざるを得ず、いつ来た記念なのかわからなくなってしまいます。かと言ってスタンパーを押してもらうのはさすがに気が引けます。

 私が1時間程度滞在しているうちに3組の親子連れが来ました。入場券を買うと子供向けに記念撮影用の制帽が貸してもらえます。12:45~13:15の30分は窓口が昼休みに入ってしまうので避けた方がいいと思います。ちなみに3組の親子連れはいずれも車で来て車で帰っていきました。心情的に駅に来る以上は列車で来て欲しい感じはしますが…。

 …そう言えば私の姪が今日で3歳になりました。

【補足:2015/6/26】

 三才駅は平成27年3月の北陸新幹線開業を機に並行在来線としてしなの鉄道に転換されました。しなの鉄道に転換後もしなの鉄道様式の硬券の記念入場券を発売しているようです。