続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

気仙沼線30周年

気仙沼線30周年記念号

▼種別:快速

▼運転区間:仙台~気仙沼

Kesennuma30sign (仙台駅発車案内)

 JTB・JRいずれの時刻表にも、撮り鉄のバイブルである「鉄道ダイヤ情報」(←雑誌)にもなぜか掲載されなかった列車でした。指定券発売日直前になってJR東日本仙台支社のHPにこっそり掲載されただけだったと思います。

 それでも指定券は初日には満席になり、いつものようにヤフオクに出品されていました。ヤフオクテンバイヤーも「商材」の仕入れ直結する部分なので、そういった情報にはアンテナを張り巡らせているんでしょう。

I0301

 私も偶然そのHPを見ていたのでこの列車のことは知っていました。何回か空席の有無を見てもらっても全然出なかったので、行く気はありませんでした。ところが同じ日に別件で宮城に行く用事があり、当日の朝にダメ元で空席を見てもらったところ通路側ながら往復とも取れてしまいました。予定を変更して乗りに行くことにしました。指定券には「2日以内に変更」と印字されています。

    仙台    小牛田   志津川   気仙沼

下り 10:15 → 10:48 → 11:46 → 12:35

上り 16:38 ← 15:50 ← 14:27 ← 13:40 

Kesennuma30 (気仙沼線南気仙沼

 車両は盛岡車両センター所属のジョイフルトレイン「Kenji」でした。なぜわざわざ盛岡から車両を借りたのかわかりません。小牛田運輸区所属のジョイフルトレイン「こがね」は土日に仙台~鳴子温泉・新庄間で運転されている快速「湯けむりこがね」号で充当されていたので使えなかったんでしょうが、どうせなら小牛田駅の片隅に留置されていたキハ58系(おそらく廃車待ち?)の3両編成でも充当すればヲタも狂喜乱舞だったじゃないかと…。気仙沼線の記念列車なので普段受け持っている小牛田運輸区の車両で運転した方がよかった感じはしました。

 「Kenji」はほぼ3年ぶりに乗ったんですが、知らぬ間に前面の愛称板がプレートからLEDに交換されていました。LEDは文言を切り替えられるようになっていて、気仙沼線 開通開通30周年号が交互に表示されていました。暖房が猛烈に効いていたのにはちょっとしんどかったですが…。写真は気仙沼線南気仙沼駅に進入するところを撮影したものです。

Kesennuma30led1 Kesennuma30led2

 乗車率は惨憺たるものでした。私が見た感じでは往復とも半分弱でした。指定券は完売しているにも関わらず…です。そしていつも以上に「常連ヲタ」が目立ちました。その中にはツアー枠もあったので、実際に駅の窓口で指定券を購入して乗れている人はもう少し減る感じがします。ちなみに往復とも私の隣の窓側の人は来ませんでした。指定席を取っても乗らなかった人がいかに多かったかと言うことです。JRとしては指定席料金とともに得られるはずの運賃収入が得られていないわけですから、そろそろ対策に本腰を入れてみてはどうでしょうか?

 気仙沼線は今まで2~3回は乗っているはずなんですが、意外と記憶に残っていません。この日は天気に恵まれ、志津川湾大谷海岸といった海がきれいに見えました。かつて同じ宮城県に住んでいながらそのあたりは通り過ぎるだけだったので、今度時間がある時に立ち寄ってみたいと感じました。ちなみにこの時は魚市場でまぐろ丼を食べてきました。

[オマケ]小牛田駅構内の留置車両

Kogotakiha58 (既に郡山送りか…)