続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

身延線80周年

80周年みのぶ号

◆種別:特急

◆運転区間:静岡~身延

80minobu3 (1号車に貼られた記念ステッカー)

 JR東海のヲタ列車は平成16年の急行「御殿場線70周年記念」号以来かと思います。この運転で使用した14系客車は後にJR四国へ譲渡され、重連を組んだEF58機関車は時期を前後して2両とも廃車となりました。客車の保有がなくなったため、必然的に電車での運転となり、おおかたの予想通り静岡車両区所属の373系が充当されました。静岡車両区の片隅で廃車待ちで留置(放置?)されていた113系を最後のご奉公として引っ張り出してきたらヲタ的にも大騒ぎになったんでしょうが…。

G0777

 それでも珍しいことには変わりない上に、身延山久遠寺)のしだれ桜がちょうど満開の時期ではないかと期待し、早起きをしていくつかの駅で1ヶ月前予約を仕込み、無事に往復をゲットすることができました。ちなみに乗車券は「休日乗り放題きっぷ」を事前に購入しておきました。

 こういったヲタ列車はほぼ例外なく全車指定席に設定されるんですが、この列車については3両編成中に指定席は1両+ボックス席(セミコンパートメント席)で、半分以上の席が自由席という珍しい設定でした。これについては賛否両論あるんでしょうが、指定券の売れ行きとは裏腹にガラガラで運転されるヲタ列車を見ている者としては「うまくやったな~」と感じました。私は賛成です。

80minobu2

 車両は373系のF8編成が充当され、昨秋F1編成で運転された特急「日本GPごてんば」号のように80周年に引っ掛けたのかな?と感じました。また、ヘッドマークはシール貼りながら専用のデザインが用意され、1号車の側面には記念ステッカーも貼られていました。ヲタ列車的演出はしっかりされていたと思います。

 指定席は半分程度の乗車率で、自由席は通路までぎっしり人が一杯のすし詰め状態でした。指定席=ヲタ、自由席=一般客という具合にきれいに棲み分けができていたので笑えました。同じ日に身延で「さわやかウォーキング」が開催され、それに行くハイカー風の中年客が多く乗車していて、ヲタ列車らしからぬ雰囲気&客層でした。

80minobu1身延線・身延)

 天気は微妙に曇っていて、身延山のしだれ桜は満開のちょっと手前といったところでした。実は身延山には2年前にも行っていて、その時は全然咲いていなかった上に大雨でひどい目に遭ったので、それでもリベンジにはなったと思います。